だって世の中だもの

セーラームーンの感想のみ

#55 月影は星十郎?燃えるまこちゃん

まこちゃん。まこ亜美。ギャグだらけ。この作画監督。今週は強い。絵的に全編見どころ。

MX 2023年4月19日再放送(放送開始30周年記念)

  • 月影の騎士のことを話すまこ亜美。朝だというのを小学生の登校で表現して、そこにさりげなくセーラームーンストラップ。幼稚園児以外には知名度定着してるみたいです。
  • 「あたし達がピンチになると現れて助けてくれる正体不明謎の人か」。そういう人はこの人が初めてみたいな感じです。もうタキシードなんとかは過去の人。
  • 「アデューって去り際のポーズ、失恋したセンパイにそっくりだ」「ええ? まこちゃんのセンパイって、アデューって去っていく人だったの?」視聴者より先にすっとぼけでツッコむ亜美ちゃん。
  • 来ないうさぎに「ほんとにあの子が早起きしてくると思ってた?」見透かすまこちゃんと笑ってごまかす亜美ちゃん。お前ら二人とも最初からあれだったな?
  • ちこくちこくのうさぎ。遅刻のテーマ曲(?)。まこちゃん初登場の第25話のごとく弁当をくわえてしゃべりながら追いかけるルナ。この遅刻の曲、第29話でハヤシライスを作るときにも流れてます。いろいろとまこちゃん絡ませてきます。
  • 結局ルナは弁当で圧死したのか、弁当なしで大ちゃん涙のうさぎ。今週は新技・大ちゃんよだれもあります。「どうせ遅刻するんなら朝ごはん食べてくるんだったよ」というアグレッシブな発想が好きです。
  • 弁当カップルをうらやましがる春奈先生。これまで何回かモテるっぽい描写がありましたが、いないんでしょうか。本筋からしたらどうでもいいけど意外な感じ。
  • 海野の愛情弁当。エビフライの数は22本。太さがカニフライ並にあります。ひもじくてもここには首を突っ込まないうさぎ。行けば14本くらいもらえそうなのに……。
  • 星十郎のフルートを聴くまこちゃん。「素敵な曲だね。聞きほれちゃうよ」。同感。
  • まさかと思って「銀河先輩も失恋した彼にそっくりなの?」とからかったら「音楽好きってとこはそっくり」と目を潤ませるので心臓に手を当てる亜美ちゃん。亜美ちゃんこいつのどこに一目惚れしたんだ?
  • 「もしもあの人が月影の騎士様だったら……」。星十郎との弁当いちゃいちゃを妄想するまこちゃん。なにそれタコヤキ?
  • 「銀河センパイと月影の騎士様の関係調べるのあたしに任せて!」と亜美ちゃんの肩を叩くまこちゃん。張り倒されてギャグノリに巻き込まれていく亜美ちゃん。ふくらはぎと靴下だけなのが想像をかき立てさせられます(えぇ……)。張られた瞬間の顔とか、一瞬見える亜美ちゃんのおでことか、コマ送り推奨。今週は絵が凝りすぎ。
  • 脱げ飛んだ上履きを頂いてまこちゃんを見送る亜美ちゃん。なんで服の上から腫れ上がるんだよw 力士と色紙かお前らは。
  • 「弁当弁当とどういうつもりなのだ」という星十郎に「それは、好きだから!」と正面から言い切るまこちゃん。すげえ。
  • 亜美ちゃんが叩いているキーボード。PC-9801 でもない、TOWNS でもない。何だろう、わからん。うしろの壁に「チャットは×」「スクリーンセーバを使いましょう」と書かれているのが、もういよいよそういう時代が来てるんだと分かります。時代は 98FELLOW がコンパックをいったん押し戻したころです。
  • このシーン、そういえば銀河星十郎の漢字表記が出てきたのって初めてだと思ってさらによくよく見返してみたら、なぜか性別が♀です。亜美ちゃんが指摘しないからまったく気づきませんでした。亜美ちゃんも0.2%に気を取られ過ぎでしょうか。こんなのスタッフが間違えるわけがないから、何か秘密があるんでしょう。
  • まこちゃんのお弁当を頼ってさまよい、先に亜美ちゃんを発見するうさぎ。学校の中では意外に人が見つからないというのがリアルです。
  • 空腹でついに意識を失ったうさぎの襟首をふんづかまえて揺さぶる亜美ちゃん。一連のアクションが秀逸。ここまでギャグノリで固めた回ってありましたっけ? ところで、購買部ってないんですかね? あったとしてもうさぎの小遣いが残っているかは不明ですが……。
  • この惑星の海洋生物を異なる材質で模した食料を気に入った様子の星十郎。結構地球の勉強してますね。まこちゃん弁当、きっと語りつくされているとは思いますが、ちょろぎ入ってます? 中学生にしてはチョイスが渋いなあ。なわけないな、カールパスタだよな?
  • 「好きだとなぜお弁当とやらが出てくるのだ」という星十郎に「女の子って好きな人のためだったら」と自分の気持ちを乗せて教えるまこちゃん。男の子も結構そういうところありますけどね。エビフライ弁当作ってくるとか。
  • 夏美を見たまこちゃんが「妹さん?」あれ、二人が兄妹だって知らないんですっけ?
  • CM。今週長いです。ていうかギャグが濃いです。

  • 「人間どもの食べ物に手を出すなんて、魔界樹のエナジーで美しい愛を育むあたくし達の世界をあなたは汚して」。そういう設定なんですか。かれこれ9話目ですが、そこらへん何も明らかにされていません。バカップルが元気でさえいればあとはどうでもいいのかな。
  • 「人を好きになるということと弁当の関係についてなのだが」「全然わかってない」「わからん」「面白い人」。ちょっとあきれ気味ながら、そこはまだポジティブにとらえるまこちゃん。あばたもえくぼ状態。
  • 笑うまこちゃんと過ごす星十郎を見てジャワティーの缶を踏み潰す夏美。ジャワティーって出たとき結構衝撃だったんですよ。といっても1989年発売らしい。その頃はウーロン茶もまだ今ほど飲まれていなくて、冷たい無糖の渋い系を飲む習慣自体少なかったのです(個人の感想)。「ジャワティー 元木」で適当に検索して当時のCMをご覧ください。曲と映像が一世を風靡してました。
  • 弁当をかきこみながらまこちゃんと星十郎のデートを追及するうさぎ。ネットでやたらと見かけるカットってここですか……。上履きに続いてルナを頂いている亜美ちゃんがかわいい。
  • 「愛とは自らの力で奪い取るものだ。愛してるから与えたいなど、ふん、理解できない」。さすがにこの辺になるとまこちゃんもついていけなさそう。でもまだ「愛っていろんな形があっていいと思うけど、でも……」と食い下がろうとするのがいじらしい。丈のときもこんなんあったなあ。
  • アンが登場。まこちゃんは「いつもの敵が来た」で、星十郎は「ヤバいアンがキレた」で、二人は彼女がセーラー戦士だとは知らないという変な化かしあいになってます。
  • 重厚なカーディアンのテーマ曲をバックにルナが「亜美ちゃん、まこちゃんを」「ええ」「あたしは?」「(ほれ早く調に)変身して戦う」。ギャグを貫徹する姿勢です。
  • 「恋多き乙女のデートを邪魔するなんて、許せないったら許せない。この、おーじゃまじゃまじゃまお邪魔虫め!」これ『おじゃまんが山田くん』ですか? だとしたら1980年ですけど……。うさぎも小さいころ見てたのかな。
  • ギャグギャグしている割に、このセーラームーンのバックショット。このくびれ。この腰つき。この太ももの締まり。この膝の裏。なんと精悍な。どうもこの作画監督セーラームーンを描くと、ギャグのデフォルメ具合と、普通に描いたときと、どっちからもほとばしるセーラームーン愛を感じます。
  • 嫉妬に狂ったアンを鎮めようとチューしようとするエイル。「アン、私を信じろ」。ここら辺もエイル的にはアンから愛を奪ってるつもり、ってことでしょうか?
  • カーディアン・ウトンベリノ。おなかすいてきた……。
  • まこちゃん変身。BGMがあの、第25話でまこちゃんがケンカするたびに流され、第29話でレイカさんに発破をかけるときにも流された、あれ。かっこいい。すっかりまこちゃんのテーマ。
  • シュープリームサンダー・ドラゴン。雷龍というのは定番のような気がしますが、アニメや漫画で例を挙げようと思うと意外に挙がりません。
  • ヴィーナスとマーズも、ルナが呼んできたのか参加。相変わらずマーズの助け方が雑。セーラームーンが焼け死にし損なうのは第15話、第18話に続く3度目ですが、珍しくマーキュリーも巻き添え。「びちょこげ」という新しい言葉が誕生。そしてやっぱりデフォルメが容赦ない。マーキュリーがうさぎのクラスメートのぽっちゃりちゃんみたいです。
  • セーラームーン、トドメだ!」「ほいさっさ!」からいつものバンクに行く流れ。ギャグを乗り越えてセルフパロディに片足突っ込んでます。ところでジュピターの前歯が気になる。
  • 「いつの日か 私を解る 時がくる アデュー」に対して「やっぱり失恋したセンパイとそっくり」。なんかセンスを疑いたくなってきた。
  • 見逃しがちですが、ずっこけたマーキュリーがブラチラしてます。ブラジャーしてるんでしたっけ? 第27話の浦和くんの妄想では付けてなかったぞ。ということは浦和くんが勝手にノーブラにしたんだな。あの野郎、ありがとう。
  • なんだかんだ言ってアンに弁当を作るエイル。50円引きとか使うなよ。お前の愛は50円引きなのか? ちなみに当時他局で爆発的人気だったミカンせいじんもいます。

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