大福回。レイちゃんのおじいちゃんの正体が最強妖魔です。コミックのほうでは、レイちゃんは過去の戦士の生まれ変わりだそうです。ということは、アニメでも同じなら、セーラー戦士が妖魔の孫に転生したんか!?
MX 2022年10月26日再放送（放送開始30周年記念）
- 今週はいきなりクライマックス？ でおじいちゃん対ゾイサイト。関係ないところで、放浪中の雄一郎がレイちゃんに一目惚れして、おじいちゃんに弟子入り。夜中に神社で野宿してたら美少女巫女が出てくるとかそういうボーナスステージに遭遇したら、普通そうなる。
- レイちゃんが珍しく3人を呼んで、おじいちゃんが変だと悩み相談。ここのカット、4人並んでいると、やっぱりかつての3人と全然雰囲気が違います。4人になると急に大勢な感じがする。思い返すと、初顔合わせのゲーセン以降、変身前の4人が雁首揃えているところ自体、今まで描かれてなかった気がします。
- ゾイサイトのせいで情緒不安定のおじいちゃん。そのイタズラに怒るレイちゃん。たしなめる雄一郎とうさぎに怒鳴りちらすレイちゃんの情緒もたいがい不安定です。さすが祖父と孫。
- 話を面白い方向に持っていこうとするうさぎが、レイちゃんの怒りを買って指先ひとつでダウン。おじいちゃんが満面の笑みです。このおじいちゃん、初登場の第10話でも見てます。ちなみに第16話では亜美ちゃんのを見てます。もうスタッフ間で申し送り事項になってんじゃねえかw
- なおかつ今週は、入門したての雄一郎も見ています。この神社はもれなくこれが付いてくるのか？ よかったなおじいちゃん、跡継ぎの心配なんかしなくても希望者殺到するぞ！
- うさぎを泣かせてなおもツッパるレイちゃんに、今度は亜美ちゃんがへそを曲げて離脱。珍しく、怒った感じの「さよなら」が聞けます。
- まこちゃんもあきれて離脱。ここで彼女が功夫を習っていることが判明。単なる喧嘩百段じゃないのね。
- 公園の池のほとりで、レイちゃんに気に入られようと頑張ってはげます雄一郎。バイオリズムがどうのこうの言ってますが、80年代にバイオリズムブームがあって、ゲーセンに測定器が置かれていたことがあります。
- 雄一郎の気遣いにお礼を言って、女の子同士って駄目ね、いざとなると冷たいんだもんと遠くを見るレイちゃん。イチョウの枯れ葉を手に取る、意外におセンチなレイちゃんですが、男相手ということで、発言でも、女同士では見せない意外な繊細さを見せています。別に女相手のレイちゃんが雑だとは言わんけど。
- レイちゃんと仲直りしようとして後をつけてきたうさぎが、そんないいムードの二人を発見。ここで衛に言ってやろ！ ではなく、二人をくっつけようという方向に行く、自称愛のキューピッド。雨出、浦和に続く第3の犠牲者か？
- 忘れたころの変装ペン。久しぶりなので輝いてます。ここまでの統計を取ると、正義のために使用したのが6回、私利私欲で使用したのが2回、その未遂が1回です。
- 易者の変装は当然レイちゃんにバレて失敗。いったん雄一郎を遠ざけてから、改めてうさぎに詰め寄ってくるレイちゃん。雄一郎に聞こえないようにしてから怒るという、レイちゃんの優しさと短気が出てます。
- 絶交を突き付けられて、人差し指をつっつき合わせて泣くうさぎ。自ら火に燃料を投下したところだけに堪えた模様。ところで、このうさぎの人差し指をつっつき合わせるというリアクション、昔からアニメを見ていて思うのは、実際にやってる人はいるんでしょうか？ 見たことないぞ。
- 久々の自室で「まーたレイちゃんを怒らせちまった」。こないだクレーンの丈が妖魔になったときも「ちまった」って言ってました。しかし「まーた」ってことは、いつもこのレベルで怒られてるんでしょうか。それでも、相手のせいにしないで反省してるあたりが、この子のいいところです。
- ルナ曰く「レイちゃんはすぐ怒るけどすぐに忘れちゃう子よ。明日になれば仲直りしてくれるわよ」。これと、怒られるほうがへこたれないというところで、うまくいってるみたいです。気がつけばどっぷりレイうさになっているストーリー展開。
- 妙な存在感を放つ紅白の大福。かじったルナが絶賛。普段の食事ではミルクをなめていることが多いルナが急に雑食になるほどおいしいらしい。
- 「こんなときに大福なんか」といううさぎまで、引き寄せられて口にした途端に激賞。これでレイちゃんと仲直り！ と菓子器ごと抱えて飛び出す。どんだけうまいんだ。もっともルナに言わせると、うさぎのほうが「頭のラッパがプ～なんだから」とのことです。レイうさもいいけれど、ルナうさのほのぼのもいい。
- 夜間も特訓する雄一郎の雄叫びをBGMに、フォボスとディモスの鳴き声による雄一郎へのツッコミを挟んで、レイちゃんの視聴者サービス開始。お風呂が木です。古い和風建築とはいえ、年頃の女の子が入るんだからお風呂くらいステンレスやFRPにしてあげてもいいのに。まさか豪華檜風呂とか？
- 見せ場は作ったものの、抵抗及ばす虹水晶を持っていかれるおじいちゃん。ハイエナ仮面もバラで参戦。じつはバラを出すのは第24話以来久しぶりです。今週はセーラームーンを助けに来たわけではないので、彼の名を呼ぶのはゾイサイトのお仕事。
- おじいちゃん→妖魔ジジ。目がロンパリです。スタッフ攻めたな。
- ジジに襲われた雄一郎がレイちゃんに知らせに部屋へ。きゃー。男が一人加わると、とたんにこういう定番お色気が入るのが面白いです。
- レイちゃんをかばってKOされる雄一郎に心打たれる暇もなく、妖魔の正体がわかったので、レイちゃんもうかつに手を出せず逃げるのみ。シリアスに涙を流しておじいちゃんの良心に訴え、あきらめた瞬間ギャグに移行。今週はこのへんのバランスが気持ちいいです。
- 何かが飛んできてジジの動きを止める。確認すると石つぶてでした。このあとの展開から、まさか大福かとも思ったのですが、さすがにそれはなかった。投げた人は、過去に肉まんを人に投げた実績があります。
- 満月をバックに、大福を抱えて指差しポーズを決める、制服のうさぎ。菓子器のまま持ってきたw それにしても、まだ日が高いうちに部屋着で飛び出して、制服姿でこの時間に現れたということは、道中で語られざる事件が起きています。なにがあったんだ。
- とりあえず大福は置いて変身。珍しくセーラームーンの肩に隠れるレイちゃん。もう怒ってないみたいです。ルナの予想より早かった。
- さっそくレイちゃんに大福をすすめるセーラームーン。ルナがツッコむところで、うさぎの部屋での「こんなときに大福なんか」がしょうもない伏線になっています。
- はやく大福に行きたいからレイちゃんをいじめる妖魔には恐れることなくティアラを投げつけようとするセーラームーン。
- ジジの正体を聞いたセーラームーンも、もちろん手出しできない。そして雄一郎やレイちゃんと同じフォームで疾走する。ムリヤリトレパンのオチかお前らは。
- ルナに言われてお札でジジを止めるレイちゃん。そういえばなんで気づかなかったんだ。お札を貼りつけるレイちゃんのアクションは、初登場の第10話からの使いまわしです。
- リフレッシュしたじじを抱きとめるレイちゃん。見守るセーラームーンとルナ。大福は画面外に置いといたみたいです。
- 結局、レイちゃん回なのにレイちゃんが変身しません。ハカマのほうがウケるとか？ ちなみに、セーラームーンしか出てこないというのは、マーキュリー登場以降では初の事例です。
- ようやくじじと雄一郎も混ぜて大福タイム。入りきらない大福をほおばるルナがかわいい。
- みんなが大福を一口で放り込む中、一人だけちまちま食べてるレイちゃん。無意識に雄一郎を意識してます。だってこの子、普段はクルーズ船のディナーのときみたいな食べ方するんですよ？
- 意表を突いて雄一郎のほっぺにチュー。ルナの口から脱落する大福が衝撃を物語る。浦和くんと同じく、雄一郎にも山のように殺害予告が届いたと想像されます。
- 天然なのか、じつはもう衛にチューチューしてて慣れてるのか、意外な行動に出たレイちゃんをうさぎが冷やかす。慌てたレイちゃんが「ち、ちがうよ」とレアなしゃべり方。しかしここでも、衛さんに言ってやろ、とはなりません。もしかして、衛のほうはあまり乗り気でないと思っているのかもしれません。
- 有名すぎますが一応、雄一郎の「俺はいま猛烈に」というのは、『巨人の星』です。
- うさぎが「雄一郎くん」と呼んでますが、雄一郎っていくつなんでしょう。放浪できる身分なら若くても中卒なので、うさぎ達より結構年上です。
- 昼間のレイうさが気になって仲裁に現れたまこ亜美も、特にやることなし。まこちゃんが「女の友情ってのは、ひびが入ったらは壊れやすいからな」と心配しますが、あの二人はコワレモノでつながった友情なので大丈夫。
- ここまで虹水晶が6個出ましたが、第25話からの虹水晶の色の出現順序は、普通に赤橙黄緑青藍紫の色相順でした。
- 今週、単にじじが便利にリサイクルされるレイちゃんサービス回かと思いきや、じじの実力披露とか雄一郎とか大福とかうさぎのいつものドタバタとか女の子の友情とか大福とか、盛りだくさんで面白いお話でした。男の前で異なる顔を見せるレイちゃんが素敵です。
- ここまで書いて、「大福を菓子器で持ってくるうさぎ」がじわじわきて仕方ありません。こうなるともう、「猫が大福を食っている」というしょうもないセンテンスで笑いだしてしまいます。もしかしたら今週は、レイちゃん回に偽装された大福回だったのかもしれません。
