原画の段階で何があった。元基にレイカさんがいながらうさぎとアタックするまこちゃん。パーツ愛、驚異の行動力、すぐ話が脱線する、恋は前向き、家事万能、結構短気、セーラームーンを守る姿、略奪上等、そこそこおバカ、きれいな声。こんなキャラ好きです。
MX 2022年10月19日再放送(放送開始30周年記念)
- 雨の中、下校中に男性とぶつかり、声で元基とわかるまこちゃん。第25話によると、元基はまこちゃんがフラレたセンパイに声がそっくり。ということで元基ん家までハヤシライスを作りに行くところまで決定。主人公のうさぎの視点の中にいない、素のまこちゃんが描かれます。素のまこちゃんはものすごく手が早い。
- まこちゃんがぶつかるときに4人のサブリミナルカット。4人の前に飴が降る絵もあります。
- まこちゃんが去ったあとに現れる、元基の彼女(略して元カノ)レイカさん。まこちゃんが元基とハヤシライスの話をしているのを聞いていて、彼女が消えてから出てきた様子なので、いい性格してます。
- レイカさんのことで衛に相談する元基。喫茶店かと思いきや、元基が学校に寄ると言ってたのと、椅子の感じから、学食(学内のカフェ)っぽい。
- アフリカに留学するかもしれないレイカさん。彼女は迷っているらしいという元基に、お前はどうなんだと問いただす衛。第23話で、うさぎからなるちゃんの相談を受けたときの二人と同じ図式。先週うさぎから冷たいと言われた衛ですが、冷血や冷酷ではなく冷徹な人。つまり言い方は冷たいけど内容は親身です。
- まこちゃんのハヤシライスに衛を誘う、どうやら天然の元基。まこうさ二人まとめて「まさか、中学生相手に」と元基が一笑に付し、衛の脳裏に「かわゆいレイちゃんです」。レイちゃんは衛の正式な彼女でいいようですが、元基はまこうさ二人とも妹扱いらしいです。お気の毒。
- そのような事情は知らぬまま、まこちゃんの早さは止まらない。約束の日を待たずして、登校前に元基の部屋をアポなし強襲してお掃除開始。中2で押しかけ女房かよ。
- 大学生っぽく散らかる元基の部屋。レイカさんは片付けてくれないんだろうか。よほど研究が忙しいようです。
- サボテンがお団子頭の形をしてます。本人からのプレゼントだったりして。
- そして発見するレイカさんの写真。ショックでブラチラするまこちゃん。かわいそう。片付けとけよ。
- 学校は今週から冬服。乙女っぽく落ち込むまこちゃんを「珍しいわねぇ」と気遣うルナ。彼女が後ろ足で顔を掻いているのも珍しいかもしれません。
- その横に、海野ばりに湧いて出るうさぎ。冗談でまた失恋かな、とか言ったら「ズバリ言われると腹立つね」。この声この声。乙女とのギャップがw
- 地雷を踏んだうさぎは「冗談よ」とすかさず自称キューピッドに。こうなったうさぎはとても優しい。
- 相手が元基おにいさんと聞いて、まこちゃんと同じリアクションをするうさぎ。
「だってうさぎちゃんは、タキシード仮面が好きなんじゃあ……」
「どっちも好きなんだもーん」
「どっちか決めなよ!」
まこちゃん、ついにうさぎに怒る。こいつアバンタイトルでも「ボーイフレンド、募集中よ!」とか言ってるし。 - ルナの「相手にだって選ぶ権利っていうものがね」という爆弾をスルーして、まこちゃんが逆にうさぎをなぐさめ、仲良く元基を奪い合うことにする二人。恨みっこなしで同じ男に恋をする、そんな青春が送れたら幸せです。両者爆沈するのがいちばん幸せです。
- そこに現れてちょっかいを出す衛。先週あんなことがあったと思ったら、抗うように原点回帰。タンゴ風BGMも第17話以来久しぶり。
- お団子頭という名前を知らしめた影のヒーロー衛、「お団子頭とでっかいのが二人そろって、ははーんさては告白タイムだな」と、まこちゃんをでっかいのと命名。その子そこデリケートだから気をつけて。この男、まこちゃんにまでイヤミなヤツと言われて、うさぎ以外の女の子にもこんな調子らしいです。亜美ちゃんにはなんか言ったんだろうか。
- からかうときはお団子頭と呼ぶ衛に、改めて名を名乗るうさぎ。名乗るというのは、そう呼んでくれという合図です。ということはうさぎのほうも、まだ一度も呼んだことがありませんが、アイツを名前で呼ぶ心の準備ができているということです。食パン遅刻少女とロッカー転校生の飽くなき戦いは続く。
- まこちゃんがレイカさんの存在を織り込み済みだと知って、「近頃の中坊は」とあきれる衛。あなたの彼女が一番中学生離れしてます。
- レイカさんがアフリカに留学するかもと聞いて、衛の首を握り絞めて問い詰めるまこちゃん。衛が死にました。あとで、人参を圧潰させるまこちゃんの握力が明らかにされますから、その力で絞めちゃ……。
- 自らが絞め殺した名も知らぬ男に、あわてて「イヤミなお兄さん」と呼びかけるでっかいの。
- レイカさんにアフリカ行きを決断させるため、夜の大学で出待ちするまこちゃん。手が早いどころか凄まじい行動力だ。
- 元基とアフリカで迷うレイカさんを見て、思わず恋の応援をするまこちゃん。途中で話の目的が入れ替わるのが前半と一緒です。こいつ勢いだけで生きてるな。ここのBGM、第25話でまこちゃんがケンカするたびに流れていたのと同じ戦闘場面の曲です。まこちゃんのテーマになってしまった。最後自分にツッコむ声がかわいい。さっきの「腹立つね」と同一人物とは思えん。
- ハヤシライス当日。うさぎの持つコンビニ袋の「7-12」はセブンイレブンですが、デザインは昔の西友っぽい。まだセブンイレブンが板屋根だったころってこんなだったかな?
- 今週、まこちゃんの私服が初登場。
- 調理開始。「林永牛乳」はおいといて、食材の中にキューピーのミートソースらしき缶詰が見えます。ハヤシライスに使うんだっけ?
- 一人暮らしの大学生の男の家に寸胴鍋があるのは珍しいと思います。
- エプロン付けてやる気満々のうさぎ。
「さあーやるぞー! まこちゃん、なんでもいってね」
「じゃあ、人参むいて♪」
「えーあたし皮むき苦手」
「(!)じゃあ、タマネギみじん切りにして!^^#」
「えー涙が出るからやーだー」
(人参握砕)「じゃあ、ご飯炊いといて……💢」
「えーお米のとぎ方分かんなあ゙」
この場合、誰でも殴るものなのか、それとも「とぎ方わかんない」の「わかんな」くらいで殴りかかるまこちゃんが短気なのか。あとから参加してきてこれだからな。人参を砕く音が何回聞いても笑えます。 - たんこぶ三段まで殴られたうさぎを見ながら、まこちゃんがセーラームーンの大ファンだったのを思いだしてまた笑ってしまいます。
- やたらとリアルなSOMYの電話にレイカさんから電話。くらくらパック → クロネコの引っ越しらくらくパックのトラックの音でよく聞こえませんが、「アフリカに行く」と言っているようです。
- 今週は吹き出しが多いと思ってたら、盗み聞き中で声が出せないうさぎの「え~っ」という心の声を表現するための伏線だったようです(考えすぎ)。
- 元基がレイカさんに会いにちょっと外出。ハヤシを煮込んで待つまこうさ。日が暮れていきます。まどろんだBGMと、火を止めてフタをしたハヤシが切ない。で、結局うさぎは何を担当したんでしょう……。
- 日が暮れてからムーンスティックが反応。今週の虹水晶の持ち主はレイカさんです。ということは、その時間にやっと元基とレイカさんが部屋に近づいてきたということで、なにやらかなりの修羅場になった模様です。
- サブリミナルを出すためならガラスにも突撃するルナ。
- 「二人とも変身よ!」
「んもーっ、元基さんは帰ってこないし頭きた!」
「そうよそうよ、美少女を呼んどいて留守番させるなんて、元基おにいさんのぶぁか!」
「うさぎ〰」と呼び捨てにして、流れる音がするほど涙するルナ。もはや猫なのに点目です。とはいえ、今週2回目の「冗談よ」をかましながらもすぐに変身するうさぎを見ていると、最初と比べたら変わってきたなと思います。 - レイカさんを狙うゾイサイトから彼女をかばって倒れる元基。海野に続いて元基も、怪事件の世界に首を突っ込まされてしまいました。
- レイカさんが妖魔リコウケイダーに。ユメミさんに続いて、女性が復元するところはやんわりしてます。
- 「失恋パワー1万ボルト、ボーイフレンド募集中」。1978年に『君のひとみは10000ボルト』という歌がヒットしてます。
- うさぎ化した(元から変か)ジュピターに、「まこちゃんまで……」と思わずまこちゃん呼びして涙するルナの口があまりに悲しそう。どうもジュピターが出てきてからここ何週か、ルナが絶望しっぱなしです。がんばって。
- 虹水晶を狙ってタキシード仮面も登場。まこちゃんに絞め殺されてから姿を消していましたが、奇跡的に蘇生したようです。
- 「うわータキシード仮面様ー」「おいおい、元基さんはどうすんの」「今のあたしはタキシード仮面様一筋よ」。これの何がすごいって、元基おにいさんがそこらへんで伸びてる目の前で言ってます。
- セーラームーンを抱きかかえて飛びのくジュピターが相変わらずかっこいい。
- 妖魔のアメーバ攻撃。「原生生物はすべての生命の源。そしてまたお前自身でもある」「は?」「単細胞ってことよ」。もうあきらめて、妖魔のセリフの説明に回ってツッコむルナ。
- やっと出番がきたマーキュリーとマーズに、セーラームーンが「亜美ちゃん」、ジュピターが「レイちゃん」。妖魔やゾイサイトの前で呼んでいいんですか?
- マーズが妖魔の漏斗を破壊し、マーキュリーが「実験器具は大切に」。そこで言うとマーズに言っているように聞こえます。
- 今週救援だけの出番だったマーズがすねてるのか、「ほらそろそろやんなさいよ」と、冷たいのを通り越して半分メタになってます。
- 無事にリフレッシュしたレイカさんが旅立つラスト。「北ウィング」と書かれているので、成田空港です。当時は国際線が成田、国内線が羽田と分けられていました。反転フラップの出発案内が旅情を誘う。
- 二人を見送りながら、「あきらめようね」といううさぎに対して、まこちゃんは「アフリカでいい男見つけちゃったりして」。堂々と二股するのに引き際が早いうさぎと、パーツさえ愛せれば略奪も辞さないまこちゃん。仲がいいね。
- ここでうさぎとじゃれ合うまこちゃんの声がまたきれい。
- あのハヤシライス、何人で食べたんでしょう。0人説から7人説までかなり妄想の余地があります。
- 「元基さん」の発音ですが、「本木さん」と同じイントネーションでいいんですね。第15話では衛が「もどき」の発音で呼んでいます。
- 今週はいつにもまして面白かったです。やっぱりまこちゃんのせいだと思います。