だって世の中だもの

セーラームーンの感想のみ

#149 夢の鏡!アマゾン最後のステージ

2話に渡ってサブタイトル乗っ取りで完全主役の三馬鹿。また目から汗が出てくる話です。

YouTube 2023年4月17日(劇場版公開記念)

  • 名も知らぬライバルを部屋に上げて着替えまで出すうさぎ。でもまもちゃん関係ではさすがに、この番組には珍しい修羅場。忘れがちですが、普通の女の子です。
  • うさぎが前回の口上を自画自賛するかの如く使いまわすから正体に感づくフィッシュアイ。そうか、だから前回は全部セーラームーンがしゃべって、その前は全部ちびムーンがしゃべってバランスを取ったんだな。プロだ……。
  • ちびうさがペガサスを呼ぶのを見つけるフィッシュアイ。ちびうさが何を相談したのかは描かれない。マンネリ勝ちになりそうなこのシーンを、ほんとに「いつものやつ」として使い捨ててしまうのがいいです。なんか普段からくだらん話題でホイホイ呼び出されてたら楽しそう。
  • お遣いから戻ったら彼女がいないので、ちびうさを探すつもりで彼女に傘を差しだした地点に来てしまううさぎ。ボーっとしてるのは、部屋でのちょろっとした夢の話だけで何を感じたんでしょう。
  • 見たくなかったというか聞きたくなかった、うさぎのワンツースリー。Sでもそうだったんですが、ここまで4人順番で、毎回毎回歯を食いしばって目をそらさずに視聴してきましたが、耐えられない。自分の服をぎゅっと掴むっていうまんがみたいなアレ、実際にやるとホントにつらい。
  • さらに今回はトドメに鏡が割れる。視聴者の心臓も割れるって。AED用意してから見た方がいいです。
  • 三馬鹿を始末に現れるマジックピエロ。ベタベタのヤなキャラ。いかにもというしゃべり方。声はポールのミラクル大作戦のころからやってるベテランの方。というかウーロン。スタッフ、視聴者に三馬鹿を応援させる気満々です。
  • マジックピエロの攻撃からフィッシュアイをかばうホークスアイ。この人、以前にも悟飯をかばって似たようなことしてるじゃないですか。
  • 倒れる前に炎で一矢報いようとするホークスアイ。プリンス・デマンドと似た演出ですが、通じないのがさらに切ない。
  • マジックピエロに短剣を真剣白刃取りされるフィッシュアイ。ちゃんと真っすぐ飛んでます。第143話で恥をかいたので特訓したみたいです。
  • ダイガーズアイの鞭も通じない。
    「強いわねあいつ。どうする」。
    退場するのがわかっている悪役を祈りながら応援することに。ここまで21話、今までのどの敵よりも人間くさい姿を見せてきた彼らへの感情移入です。
  • 横たわる三馬鹿を囲む6戦士。なるちゃんの例のあれみたい。ところで、彼らが組織に捨てられて、私怨のためと夢を持った人のため、命と引き換えに彼女の夢をよみがえらせ、敵だったセーラームーンを頼って倒れている、という状況を、彼女らはどこで知ったんでしょうか。うさぎが「早くセーラームーンになって」って言われただけです。さすが相変わらず飲み込みが早い。
  • ちょっと前から自分には友達がいるのか気にしていたタイガーズアイ。隣の二人がそうだと思わなかったのは、やっぱり人としての何かが足りなかったんでしょうか。この番組ここまでで、こんなに仲のよさそうな人たちは、うさぎたちを除くと見当たりません。しかも飲み友達じゃないですか。目から汗が出るわけです。
  • ペガサスの宿主の情報は二人が墓場まで抱え込み(死んでないって)。この悪の組織も第13話のジェダイトと同じ部下の切り捨てをしてますが、捨てられたフィッシュアイに情報を献上する気がないというのが、ちょっと救いになってます。
  • 珠が砕けても、ペガサスの角の力で人間になる三馬鹿。フィッシュアイの夢は、人になって夢を持つことだったと思います。友達のためにそれを捨てたら叶った、というのなら皮肉です。
  • と思いきや魂だけに。やっぱり珠がないと中途半端。リフレーッシュとか言って普通に暮らしだすパターンかと思ったのに。でもなるちゃんの例のあれよりは救われてます。次回から急に寂しくならないといいです。
  • 「あの3匹、いや3人」と言い直すペガサス。いやそこは最初から3人でいいんじゃないか? ちょっとトゲがあるなあ。ここだけ笑えます。