だって世の中だもの

セーラームーンの感想のみ

#170 運命の一夜!セーラー戦士の苦難

第166話で落ちていくちびムーンを助けるセーラームーンと、親子を助けるペガサスの回想が入りますが、そういえば、この非常時にゴールデンクリスタルを持ったエリオスは何してるんでしょう。次回以降に出てくるの?

YouTube 2023年5月8日(劇場版公開記念)

  • 夕方。前回はたしか宵の口に衛ん家に集合していたので、ネヘレニア様が言っていた「次の夜明け」は過ぎているような気がしますが、ここは営団地下鉄方式の「こんど」「つぎ」だと解釈すれば、つぎの夜明けまであと一晩あります。セーフ。
  • 火川神社に10人と3匹が大集合。今回は外部も協力してくれるし、ちびうさは寝てるし、重大な話だし、クラウンじゃなくてこっちですね。例の席に10人入ったら隣も使ってぎちぎちだし。
  • ちびうさが消えそうなのはタイムパラドックス。衛を奪還しないとちびうさが生まれない。これ、視聴者はご存じ、衛を好きな沙織さんが出てきた第132話でちびうさ自身が気づいているのです。「私とまもちゃんが結婚しないと、ちびうさは生まれないのよ(エコー)」。そのとき本人曰く「まずいわね。これはもしかして、ちびうさ最大のピンチかも!」
  • 特ホウ王国になったうさぎ、衛を救いたい心が過ぎて、涙で変身して宙に消える。羽が生えたから飛べるんだ。それにしてもこの作画監督、ここの所毎回、仰ぐ視点を利用してレオチラを描いてます。
  • 「追いかけましょう」とほたるちゃん。どこに行ったかもよく分からんのに飛べない人たちでどうやって? と思ったら輪になった。セーラーテレポートという奥の手があった。「なーに一晩あれば試験だって楽勝よ」と、前回から洒落が冴える美奈子ちゃん。
  • 「街の人たちにかけられた呪いを説くためにも」
    まてまてまて、朝起きたらやる気がなくなる病気で、数日やそこらでなんでそんな!?
  • 「そして私たちの未来を守るためにも」
    ちびムーンとプルートに挟まれたサターンの腕の位置がクスッと来ます。
  • 久しぶりに出てきた猫は当然置いてけぼり。次に会えるのはいつだろう。
  • 当てもなく飛び立ったセーラームーンは、なぜかうさぎに戻ってちゃんとネヘレニアの勢力範囲へ。うさぎの靴下を脱がして雪原に放り出すネヘレニア様。なんでも出来そうな感じのネヘレニア様ですが、そもそもこの空間どこなんだ。謎のボスに用意してもらったんでしょうか。
  • 侵入してきた戦士たちを見て、お約束でグラスを鏡に投げつける、と思ったら、破片がちゃんと戦士たちを襲撃。何人かずつバラバラに。なるほどさすがに9人描き続けるのは疲れたな?
  • 見たところ、1班がサターンとちびムーンとプルート、2班がマーズとネプチューン、3班がマーキュリーとウラヌス、4班がジュピターとヴィーナス。飛行中の立ち位置から入れ替わった2班と3班が楽しそう。前々から、こういう2、3人に絞るのは希望してました。一人一人がクローズアップされるし、普段見られない会話や交流もあります。
  • まずはマーキュリー・ウラヌス班。自分に絶対の自信を持つ猪突盲進男女と、じつは小粋な理知的ちょいズレ少女。
  • マーキュリーのペースに合わせて走るウラヌス。ネプチューンを思い出して「そうか、いつもは彼女が僕に合わせてくれてたんだな」。え? ネプチューンって、陸上短距離全国レベルのエルザ・グレイをぶっちぎるウラヌスよりさらに足速かったの? 短距離選手は中長距離は苦手なことが多いからか。
  • 二人の前に現れるネヘレニア様。まあこれはニセモノでしょうが、ウラヌスが蹴りを浴びせるが余裕でよける。こういう、蹴りが外れてしりもちをつく図って珍しくないですか? しかもウラヌスで。
  • ワールドシェイキングを跳ね返すネヘレニア様。この技のバンクで光の球が横に飛んでいくところ、ぼーっと見てると気づかないんですが、Sのころから右向きと左向きの両方あるんですよね。今回は両方使われるのでよく分かります。
  • 攻撃を浴びながらコンピューターを必死にいじるマ―キューリーに、「なぜ戦わないんだ」とイラつくウラヌス。やはり突撃女にはあれが戦っているようには一見見えない。だいたい予想通りですが、それでもやっぱりこういうのが見たかったですよ。
  • ここのマーキュリーが耐えながら分析しているところのBGM、無印ではマーキュリーの見せ場で必ず(言い過ぎ)流れた曲です。ブラスの音色が一見マーキュリーっぽくありませんが、第22話でタキシード仮面に何者かと追及するとき、第41話でエンディミオンに啖呵を切るとき、思い出したくない第45話もこの曲。こういうテーマというか割り当てみたいなのは受け継がれているようです。
  • マーキュリーの回想。小学校時代、亜美ちゃんの考えたフォーメーションでバスケチームが勝利。昔からこういうのが得意だったのが分かりますが、当時はそこそこクラスに溶け込んでたんですね。友達がいなくなったのは中学に上がってからでしょうか?
  • 「あの風の中でも、ネヘレニアの髪はなびいていなかったから」。見返してみると、そこを見て「はっ」と言うマーキュリーのアップがちゃんと挿入されてました。これは第164話の本物のジルコニアおばばを探せ!より難易度高かったと思います。
  • 「君のような戦い方もあるのか」。普段はキザに無欠気取りの自信家ウラヌスも、教えられることばかりです。
  • と、さんざん苦労した挙句にあっさり鏡に封印される二人。ネヘレニア様のただの暇つぶしでした。
  • ここで終わると話が重すぎると思ったか、マーズ・ネプチューン班もちょっと映してから。学園の女王様もドSなお姉さんには勝てない。頼まれもしないのにうさぎを引き合いに出してくるあたりがもう至高です。