先週でパターンは確立して、今週は女子が好きそうな占い。まだイヤイヤなのが2話目ならでは。片思いの海野に興味ゼロのうさぎが、海野に相談されたなるちゃんに教えられても変化なしという、3人の妙な関係が好きです。他にもうさぎの優しさが感じられます。
MX 2022年4月13日再放送(放送開始30周年記念)
- 今週からアバンタイトルが付きます。たぶん、こういうのをやり始めた走りのころだと思います。ところでセーラームーンによると、若貴人気に嫉妬するおじさんは悪い人らしいです。前年から大相撲の若花田・貴花田兄弟が空前のブームでした。
- アバンタイトルとは別にプロローグで前説もあります。バリバリ少女アニメノリ。
- 冒頭、点滅してから点灯する街灯。日が暮れたのを演出する蛍光灯の表現ですが、今はほぼLEDに置き換えられたので、この演出ももはや昭和ということに……。
- 占いじじの行列に普通に並んでいるジェダイトがちょっとかわいい。
- かわいいアラーム音の目覚まし時計。この音だとうさぎは起きそうにない。遅刻の原因はこれですよ。これ商品化されてそう。それと寝相が好き。
- 中学校でフルネームで点呼して生徒が手を挙げています。やるかな?
- 今週も遅刻するうさぎ。教卓の正面から四つん這いで進入し、海野が声をかけてバレてますが、その前に先生からもろ見えだと思います。
- 立たされるうさぎに付き合う海野。「どうしてあたしに付き合うの」「それは、えー、なかなか一言では言えない問題でして」「……ヘンなやつ」「はい」。どう見てもうさぎが好き好きですが、うさぎは素っ気ないしゃべり方。ベタなだけに気持ちが伝わってきます。
- うさぎと付き合いたいとなるちゃんに相談する海野。付き合う以前に、この3人、というより海野とこの二人が友達なのはどんなきっかけなんでしょう。幼なじみかなにかなんだろうか。海野の妄想の中で美化されるテレテレのうさぎがかわいい。
- 海野が占いゲームのアイデアを持ち込んで製品化されたという話。中学生にできるか? というと、『タイニーゼビウス』はプログラムを中学生が持ち込んだというので話題になったことがあります。
- 海野の占いゲームの画面、キャラクターが移動するときに明滅しているのは、当時の応答速度の遅い液晶を表現してると思われます。
- 暇そうな占いじじを見つけて、うさぎが以前からの友達みたいに声をかける。占いハウスにわかりやすく客を取られたと聞いて、占いじじに手を出して占ってもらう。涙が出ました。とても心優しい子に見えます。単に空いてるからかも知れませんが。BGMがいいせいかも。
- よく会っている男性に好かれていると占われて、元基おにいさん目当てにゲーセンに向かううさぎ。ここのBGMが、先週ルナがブローチを出したときのあれです。出会いの曲みたいな感じ。
- ゲーセンの店内がリアルです。両替機とか。ストII'が出たばっかりで、ちょうどこんな感じのキャンディ筐体が通信対戦台に改造されていったころです。だいたいは「Fourteen ice」とか名前をもじってありますが、「EXCITING DERBY」はそのままの名前が当時稼働していました。うさぎのレバーの持ち方が素人なのもリアルです。
- 新作・セーラーVゲーム。セーラーVのやられ方がファミコン版ハットリくんみたいです。
- 台を叩くうさぎ。今はどうか知りませんが、昔はみんなバンバン叩いてました。台を叩くとアイテムが出るというデマが流れたゲームもありました。
- バイト中に自分で100円を入れてプレーする元基おにいさん。こんなヤツいるか! というと、私もバイト中に店長公認でやってました。
- 衛が出てくるとタンゴっぽい曲が流れる。こいつがタキシード仮面なのかというのがわかりやすくていいです。
- 靴占い。見えそうで見えない。
- 占いハウスが実はジェダイトの経営で、ひっかかった海野が「欲望の赴くままに好きなことをします」と言ったところでCM。アイキャッチは、大人と思しき複数の男性が中2のヒロインに「セーラームーン」と呼び掛けますが、今週は、明けのほうだけ声が女性に代わってます。男だけだとクレームが来たのか?
- うさぎのパパ登場。ネギを持って1990年代の家庭像を演出しています。少女アニメ・まんがに出てくるパパ(とか校長とか)はみんな童顔というイメージがあります。
- 背景のコンビニの貼り紙に「アルバイト募集 AM8:00-PM5:00 ¥800 PM5:00-PM11:00 ¥1,000」。確かに当時はこんなもんです。ほんとに日本は物価が上がってないんだなあ。
- 翌朝。朝から肩組んで千鳥足の中学生がいますが大丈夫でしょうか。
- 下駄箱の前でしゃがんだまましゃべりだすなるちゃんがリアルでかわいい。
- 海野の気持ちをダイレクトにうさぎに伝えるなるちゃん。びっくり仰天、やはりまったく意識してないうさぎ。この後、うさぎの態度がまったく変化しません。この3人、よっぽど仲がいいです。
- 海野が豹変して登校。昨日の海野の「欲望の赴くままに好きなことをします」という宣言と今朝の行動から判断すると、海野は普段、ブレザーで登校して、うさぎを呼び捨てで呼んでデートに誘って、鞄にダイレクトインのコッペパンを立ち食いして、先生のスカートをめくりたいと思って学校に通っているようです。ほんとかよ。
- スカートをめくられた春奈先生のパンツがスマイルワンポイント。さっきパパが1990年代の家庭像を演出していた割に、「もうお嫁にいけない」と古風なことを言いますが、つまりスマイルがバレたのがそんなに恥ずかしいってことだな。
- ここまで小物や背景に凝ってる印象があります。朝の目覚ましの裏の電池蓋とか。が、授業中に海野が読んでいるのは「マンガ」。キャラに応じてテキトーにしてます。
- 占いハウスを訪れた生徒全員で職員室に投石。海野をはじめ十番中学の生徒の多くは、先生を無能呼ばわりして窓を割りたいという欲望をかかえて暮らしてるらしいです。えらいレネゲードな学校だな。
- ここまで見てきて、表情や姿勢が変わるところがすごく丁寧に作られてます。顔を上げるとき1コマだけちょっと下を向かせるとか、そういうの。もちろんそれ自体は昔からありますが、やたら凝ってます。
- でもその代わり、海野以外の洗脳生徒の顔がみんなおんなじ。メリハリがすごい。
- 海野にキスを迫られ、泣きわめいて撃退するうさぎ。セーラームーンに変身していなくても忍法涙パワーを使用できることが判明。
- このときのうさぎの言葉が「そんな海野って大っ嫌い」。こういうのは、まんざらでもないときに言うものです。しかもさっき、海野の気持ちを聞かされています。ますますこの3人の仲良しぶりが伝わります。
- なるちゃんの話から占いハウスがくさいと踏むうさぎ。ルナに褒められてごほうびをせびる一方、ルナに促されてもいまひとつ足が向かない。先週ちゃんと使命を果たしたとはいえ、あんな怖い思いしましたから。勝手に選ばれた戦士あるあるです。
- 変身のかけ声を忘れているうさぎ。自分も1週間空いたんで忘れてました。なんて視聴者の視聴態度を読み切った番組なんだw
- 目を閉じて真面目な顔になってから2秒間制止するうさぎ。葛藤と覚悟がにじみ出ています。
- 占いハウスのドアが開いてセーラームーンが姿を現す。明らかに蹴破ってる勢いです。そしてあんなに渋々だったのに、おしおきポーズはノリノリ。
- 妖魔が投げたカードをよけてうつ伏せのときとか、攻撃をよけてへたり込んでいるときとか、今週はセーラームーンの胸がなんだかドキドキです。
- スリラー化した海野たちに追われて、「これ以上近付くとただじゃおかないわよ」と強がりつつ、何もできず追い詰められるセーラームーン。変身したからといって何か都合のいい超能力が使えるわけでもなし。それに相手は海野たちですから、じつは手出しできません。姿が変わっても、中2の女の子のままです。
- といいつつ、妖魔に襲われて飛びのいてます。変身すると身体能力はアップするようです。ただのコスプレだと思いかけてたよ。そのくらい、セーラームーンが等身大に描かれています。
- 妖魔におびえつつも、ルナに「ティアラでしょ」と促されて「おーそーそー」とノリが軽いセーラームーン。この子にとってはまだ、ヒロインごっこの夢を見ている気分なのかもしれません。
- 今週のムーンティアラアクションは、ちゃんと命中が描かれます。
- あんなに渋々だったのに、2回目にして早くも「お元気でー♪」とかさっそくヒロイン気取り。ピンチが去ったらケロッとしてます。
- 海野が昨日の悪行をなるちゃんに教えられ、絶望に向かって歩き出す。その海野を待ち構えるうさぎの後ろ姿。昨日なるちゃんから気持ちを聞かされていて、変なこともされたのにこれです。おまえこれ海野好きだろ? いや、逆に気にしてないからこんな屈託ないんだと思いますが、これは海野が好きになるわけだ。
- オチに困ったのか、ベタベタな少女アニメノリで終わります。
- ゲーセンのお兄さん、「本木おにいさん」だと思ってたら違いました。古畑任三郎が始まる前に苗字が古幡なのがすごい。
- 2話視聴しましたが、サントラが素晴らしいです。