だって世の中だもの

セーラームーンの感想のみ

#5 妖魔の香り!シャネーラは愛を盗む

進悟をゲストに、ドジっ子ではなく姉としてのうさぎが新鮮で魅力的。悪堕ちする姿もまた魅力的。セーラームーンと進悟の出会い。一般人との会話は初めてだし、弟相手にお姉さんヅラでヒロイン気取りなのがしっかりちゃっかり。裕福な朝食シーンも素敵です。

MX 2022年5月4日再放送(放送開始30周年記念)

  • アバンタイトルから。エリマキトカゲが流行ったのは1984年。車のCMでブームになって「走らせるために目の前で仲間を殺してるんだぜ」とかいろいろ飛び交ってました。
  • ウーパールーパーは1985年ごろに日清焼きそばU.F.OのCMでやってたと思います。人面魚はそれより遅れて1990年です。

  • この番組の背景は下書きっぽいタッチがとても印象的。低年齢向けにしてはリアル系ですが、背景の看板などの字の元ネタがわからないのでモヤモヤします。うさぎの家の後ろの「OK.DA」の元ネタもわからなくてモヤモヤしています。
  • 出だしのうさぎがいつも以上に子供っぽいというか児童アニメっぽい。見る夢はタキシード仮面。3話続けて妄想中。
  • 猫嫌いの進悟がルナにおびえているのをいいことに意地悪するうさぎ。進悟の前だと急にお姉ちゃん。ドジキャラだから意識してませんでしたが、長女です。でも朝食に呼ぶママに敬礼で応えるノリの良さはいつものうさぎ。
  • 朝食。トースターとコーヒーカップが高級そう。コーヒーもインスタントではなくサーバーから注ぐ。赤い実もトマトじゃなくてラディッシュ。都心が舞台っぽいので、月野家もかなり裕福でおしゃれです。ダイニングに朝日が差してるし、家でかいし。
  • 進悟の絶叫のおかげで寝坊しなかったうさぎが余裕で裕福な朝ごはんを食べながら、ルナを飼おうと相談。ルナはうさぎの友達ということですでにミルクまで出してもらってますが、飼い猫ではないらしい。友達のほうが飼い猫より扱い上なんじゃないか?
  • パパママは子供たちで決めなさいと丸投げ。ペットを飼う飼わないで子供にテキトーに決めさせる家庭も豪快というか、いろいろ余裕があると思います。
  • 登校中に桜が満開。この話の本放送日は1992年4月11日です。この時代の東京のソメイヨシノの開花日は3月末ごろで、入学式にちょうど満開か散り始めというのが通常でした(ちなみに92年は3月24日だったらしい)。
  • ルナの「月のプリンセス」が月のプリンになるうさぎ。第1話でルナの話をやっぱり聞いていなかった模様。月のプリンを自作した人はどのくらいいるんでしょう。
  • クインベリル様、エナジーが人間の生命力のことだと改めて説明。「人間は様々な欲望を持っておる」と、さりげなく皮肉を入れてくる。先週もジェダイトが「無意味に痩せたがって」と言ってます。
  • 進悟に猫以外のペットを薦めるみかちゃんが紹介した店が「パーフューム」。今では歌う人にしか見えませんが、訳は香水なので、ちゃんと意味が入ってます。
  • シャネーラを後払いで買って帰る二人。その背後の電柱に、なるちゃん家の宝石店が広告を出しています。
  • ベッドに身を投げ出してルナを潰しそうになる、まだ飼い猫に慣れていないうさぎ。ショーパンが新鮮です。中2の太ももがまぶしい。あとで見返したら第4話でも着てましたが、さらに見返してみると、第3話まではパジャマか制服姿しか出ていませんでした。意外。
  • ペット化計画に消極的なルナに、ここぞとばかり説教するうさぎ。ベッドからコマ落ちで立ち上がって指を1コマ撮りでぶんぶんさせるギャグ表現がお気に入り。太もものほかに、うさぎのおしりが中2です。
  • シャネーラに操られてルナを蹴飛ばす進悟。「進悟がルナいじめたああ」と、真面目に泣くかと思わせてギャグ泣きするうさぎ。ルナには「ごめんね、進悟があんなことして」。ルナを心配して、進悟を悪く言わない。これまでもそれらしき描写はありましたが、とても心の優しい子です。
  • お茶が入れば復活するうさぎ。ルナがあきれてますが、このケロリンもうさぎの魅力。
  • 家族そろってティータイム。朝食があんなだけあって優雅です。これまたティーセットもシュガーポットもバスケットもみんなおしゃれ。そもそもコーヒーカップティーカップを使い分けてる時点で単なる金持ちじゃない。うさぎはママに感謝すべきです。
  • シャネーラはエサを食べないと聞いて、「経済的だね」で済ますパパ。大人がそれでいいのか。
  • 翌日? はやくも教室中でシャネーラブーム。持ってきていいのかと眉をひそめるうさぎですが、胸にはブローチが輝いています。ピアスしてるし。
  • 「234ページを開いて」。英語の教科書ってそんなに分厚かったっけ? まだ1学期だし。
  • 春奈先生の板書が筆記体。調べてみたら、翌1993年の学習指導要領から教えなくてもいいようになったようです。でも "You are a good student." って中1の内容みたい。
  • シャネーラを飼い始めた進悟もクラスメートも様子がおかしいので、パーフュームに行ってみるうさぎ。いったん思い直すものの、通りがかりの衛にそそのかされて入店。うさぎの「入っちゃった」というのが、いけないことをしている感じでドキドキします。
  • 結局シャネーラを持ち帰るうさぎ。態度の悪いうさぎ(レア)が楽しめます。
  • ルナがうさぎからシャネーラを引きはがす。そのシャネーラは塀の向こうにポイ。この捨てシャネーラがのちにあんなことになるとは人類は知る由もなかった(嘘)。
  • 正気に返って、進悟からシャネーラを引きはがそうとするうさぎ。弟のために懸命のうさぎは普段と顔が違います。ほんとに最初と同一人物かいな。
  • 思わず進悟をビンタして落ち込むうさぎに、今週もルナが「うさぎちゃんには大事な使命があるのよ」とムチを入れて変身させる。かなり非情。進悟の部屋にペナントが貼られています。ペナントって知ってます?
  • 変身したのは日中ですが、パーフュームに突入したときはなぜか日が暮れています。
  • セーラームーンがシルエットから姿を現すときの仕掛けが自動ドア。ふふってなりました。なんか妙なところが庶民的なんだよなこの正義の味方。
  • 落ち込む自分を弟のために奮い立たせてやってきたセーラームーン、いざ現場に到着するとノリノリ。このケロリンめ。変身すると気が大きくなるのかなあ。
  • 第3話でもそうだったんですが、かっこ悪く逃げ惑いつつ、柱に隠れた後ろ姿がかっこいいんです。
  • 操られている進悟たちを戻すためにムーンティアラスターダスト。ティアラが回転するところだけ、急に動きがバキバキで70年代みたいになっています。
  • 妖魔に絞められるセーラームーン。ルナが「しっぽの付け根よ」って言っているところの顔が好き。そしてその体勢からムーンティアラアクション。一応、踊らなくても放てるようです。
  • 妖魔が灰になると同時にシャネーラも灰になって消滅。ルナがうさぎから奪い取って塀の向こうに投棄したシャネーラが心配でしたが、安心です。
  • セーラームーンを見つけてサインをもらいに来る進悟と、恥ずかしいのか、バレるとでも思ったのか、隠れるセーラームーン
    「セーラーV、サインしてください! ぼく大ファンなんです」
    「あたしはセーラームーンよ!」
    「え!? あ、かわいいからどっちでもいいや。とにかくサインお願いします」
    こいつ、帰ってから姉ちゃんに怒られるんじゃないか?
  • セーラームーンがヒロインの立場を使って、進悟にルナをかわいがるように言いつけてペット問題は解決。先週の次回予告でも使われていましたが、進悟にヒロイン気取りで話すときの白々顔と、そのあとのしてやったりな得意顔からのウィンク。今週は、おこちゃま、恋する少女、いたずらっ子、少女まんが、ブラック、姉、ヒロイン等々様々なうさぎが、ギャグもシリアスも情感豊かに描かれています。
  • ラストも朝食。使いまわしかと思いきや、今度はランチョンマットが追加されて、裕福度がアップしています。でもあのアジフライみたいなのはなんですか? もう上級すぎて下級市民が知らない食い物が出てきているのか?
  • エンディング。あの絵は深い森の中かと思っていたんですが、よく見たら都会の公園です。舞台が明確に東京の都心付近なのも、人気(あこがれ)の秘密だと思います。
  • 前から気になっていたのですが、進悟の声が毎回なぜかクレジットされていません。
  • 次回予告。先週からタイトルロゴが光るようになったと思ったのですが、今週は元に戻っています。
  • ルナ「あーらうさぎちゃんでもジャズがわかるの」。この番組のサントラもジャズ調なのがいいです。