だって世の中だもの

セーラームーンの感想のみ

#11 うさぎとレイ対決?夢ランドの悪夢

3人そろった1回目。夢ランドで来場客が消える事件が起きているので、みんなで遊びに行きます。先週の次回予告でそう言ってたし。レイちゃんだけは苦手なうさぎが、途中不信を抱きながらも彼女を理解し受け入れていく過程が、繊細に描かれています。

MX 2022年6月15日再放送(放送開始30周年記念)

  • レイちゃん家にみんなで集合。3人とも私服がかわいい。肩を寄せ合って座っている部屋の狭さがリアルです。というか、早くも隣同士でうさぎとレイちゃんがじゃれ合ってます。うさぎのキバがいいです。
  • レイちゃんが読んでいるまんががセーラーV。ゲームがあるんだからコミックもありそうですが、実在の人物を主人公にしてコミックやゲームができるって、よく考えたら珍しいんではないでしょうか。スポーツやタレントものならありますけど、正体不明の怪人ですよ?
  • 話を聞かない3人を叱り飛ばすルナ、プリンセスの探し方を聞かれると答えられない。第8話でもそうでしたが、意外に無責任な猫です。
  • 夢ランドで来場客が相次ぎ行方不明になるという事件を話し出す亜美ちゃんが見せるのが「麻布新聞」。え? 十番街って麻布十番がモデルなの? あそこ南北線が開通するまで穴場だったところだぞ。センスいいなあ。ちなみに新聞の日付は本放送日に合わせてあります。
  • 先週、逃げ際に威勢のいいことを言っていたジェダイトですが、クインベリル様の前では情けない顔。その割に余裕で警備員のコスプレをして、「愚かな人間どもめ」とほくそ笑む。強きになびき弱きをくじく悪の鑑。
  • とりあえず夢ランドにやって来た一行。姿の見えないうさぎを、「どうせどっかで遊んでるんでしょ」とあきれ気味に看破するレイちゃん。先週出会ったばっかりなのにもうこれです。
  • さすがに常識で考えて「まさか」と亜美ちゃんが否定する中、メリーゴーランドから手をふるうさぎ。さすがに中2がメリーゴーランドではしゃいでいるのはいかがなものかと。しかも後で叱られて反省しているので、まったく無自覚に乗ってます。
  • その無自覚なうさぎを発見したときの亜美ちゃん。気持ちが読み取れない笑顔をしています。
  • 信じていたのにショックだったのか、ベンチに座った後も表情が変化していません。
  • 機械のライオンに驚いたうさぎが亜美ちゃんではなくレイちゃんのほうに飛びつく。肩に飛び乗って髪の毛を握るうさぎもすごいですが、とりあえずそこまではレイちゃんも怒らないのがポイント。
  • レイちゃんの頭を跳び箱にしてドリーム姫に飛びつくうさぎ。頭もじゃもじゃでこらえるレイちゃん。レイちゃんを見ていると、うさぎをバカにしたり冷たくしたりしつつ、この子はそういう子なんだという感じです。
  • ここのカット、先週同様、亜美ちゃんを黒塗りしたんじゃないかと思われる感じがします。どこ見てんだか。
  • 「あのドリーム姫、変な妖気を感じるのよ」
    「ええ……まさかあ」
    「あなた鈍いからわからないのよ」
    「あのねえ、それが先輩に対する態度なの?」

    この怒り方、いままでもレイちゃんの態度に色々感じていた様子。いまのところうさぎのほうがレイちゃんを苦手にしてます。このあと、ことあるごとに頭からΣが出てます。
  • 二手に分かれてレイうさタイム開始。亜美ちゃんと一緒にいたいからって、うさぎとレイちゃんをペアに指名するルナもいい度胸です。レイちゃんは「いやならいいのよ」と言っているので、つまりはそういうことです。というのも、しゃべる前に一瞬見せる表情が、なんともイジワルな中にイジワル以外の感情が見えます。一方のうさぎはほんとにイヤそう。
  • レイちゃんに本気でイラついているっぽいうさぎですが、それでもケロッとウサギを連れてきてコミュニケーションを図ろうとする。このあたりがこの子です。
  • 「ほーら、動物だってかわいいよ」
    「あなたの名前も動物だし」
    「Σどういう意味よ!?」

    簡単な三段論法です。「動物がかわいい」「うさぎは名前が動物」→ 結論「」。やっぱりレイちゃん、世話の焼けそうな彼女に辟易しているように見えて、もううさぎを気に入ってます。
  • 子供をロボット熊に乗せるドリーム姫を見て、危険を察したレイちゃんがやめさせる。すると熊の奥に、さっきまで隣に座っていたうさぎが! ついにレイちゃんからもΣが出た。
  • 子供を熊に乗せる乗せないで、子供で綱引きする二人。結局うさぎと同レベルのレイちゃん。コロコロみたいな絵柄でかわいいです。この子になりたい。
  • 今週の作画は全体的にふっくらというか、手足が気のせいか長すぎず細すぎず、童顔で、いつもより児童アニメっぽいです。
  • なぜかパンダ列車に一人で乗っている衛。「おなかのラッパがプ〜だ」。「ったく、人が気にしてることを」ってことは、普段一人で寂しいってとこは当たってるのか。
  • パンダ列車が急停止して後ろに倒れたうさぎをレイちゃんが抱きとめたあと、しばらく脇に手を添えっぱなしです。そしてそのときの、うさぎを背中から見つめるレイちゃんの目。どうした? 抱いてみたら柔らかかった? なんか変な感情が湧いてないか?
  • 怒ったりイジワルしているわりに、衛がタキシード仮面に似てない? みたいな女子トークを、同じくタキシード仮面狙いのうさぎに持ちかけるレイちゃん。どうやらレイちゃんのほうは、最初からうさぎを受け入れているようです。あとはうさぎ次第です。
  • 亜美ちゃんが潜入した家の中から妖気を感じながらも、冷静沈着なレイちゃん。心配で泣くうさぎ。「いちいち泣かないで」と落ち着かせようとするけど、ついつい怒った感じのレイちゃん。以下売り言葉に買い言葉の応酬。うさぎの不信感が原因でちっともかみ合いません。本気でレイちゃんに幻滅しているようなうさぎの泣き方が切なく聞こえます。
  • レイちゃんが別にうさぎがイヤでもないし冷たくもないというのをうさぎが理解するのは、ドリーム姫がセーラームーンにプレゼントした花輪をマーズが叩き落とすところでやっとです。海野とも親友で亜美ちゃんともすぐ仲良くなったうさぎにも、意外に苦手がありました。
  • 花輪が蛇に化けてマーズにかみつき、今週の視聴者サービス: 石化。これはお札で解除。マーズは巫女さんとしての力も引き続き使用できるので便利です。
  • 石化の幻覚を解いたマーズに泣いて安堵するセーラームーンへ、マーズが「泣いてる暇はないわよ」と、扉の外で言ったのと似たような言葉をかける。彼女は別に変わってないわけです。
  • 妖魔への変形にやたらと尺とコマを使うドリーム姫。これ子供に見せたらダメなやつだ。
  • 「こら妖魔! 夢見る乙女の清らかな心を利用するなんて、許せない!」
    「乙女って自分のこと?」
    「-っいいでしょ別にっ」

    第6話以来の小声でツッコみ返すセーラームーン。この口上ツッコミ逆ギレシリーズ大好きです。
  • 「また妖魔の幻覚よ」「今度は大丈夫」「どうかしら」「……」
    セーラームーンのリアクションが、今までとちょいと違います。ムッとはするけど、Σは出しません。マーズが何を言いたいのか、少しわかってきた様子。
  • タキシード仮面の幻覚を前に、マーズがここまでの冷静沈着キャラを放り投げ、ここから先はセーラームーンと双子のように同じです。やったね。
  • 特に打ち合わせするでもなく、ムーンティアラアクションとファイヤーソウルの複合攻撃。命中シーンがぼかされるので、亜美ちゃんが命がけでつかんだアドバイスが役に立ったのかどうかは確認できません。
  • 事件も終わったので、ソフトクリームを買ってようやく遊園地を楽しむ一同。うさぎがソフトクリームの交換を要求するところのレイちゃんの表情の変化を見ていると、二手に分かれるときと同様、わざと怒ってます。交換はしないので、二人の間接ベロチューは実現しません。
  • 亜美ちゃんはソフトクリームを持っていないので、別にみんなそろって買ったわけではなくて、買いたい人が買って、結果揃ったわけです。「あなたが選んだんじゃないの」とレイちゃんが言っているので、うさぎが2個買ってレイちゃんに手渡すところを妄想できます。
  • うさぎがレイちゃんを理解して受け入れるまで1話かかってしまいました。
  • レイちゃんのうさぎの呼び方。先週は「うさぎさんでしたっけ」「あら、うさぎちゃん」だったレイちゃんですが、今週はもう「うさぎ、降りなさい」です。
  • つまり、レイうさ最高です。
  • 結局、パンダ列車に一人で乗っていた衛はなんだったんだ。事情があるんだとか言っていましたが、どんな事情で乗っていたんでしょう。うさぎの変身待ち?