3人と1匹とゲストしか出てこない。妖魔もいない。戦士もゴーストに何もできない。変身しなくても済む話。これで話が成立するのは、これまでで皆の性格が深く掘られてて、舞台があればキャラが動いてくれるわけです。泣き叫ぶうさぎを聞いてるだけで楽しい。
うさぎの言う通り、なるちゃんを誘ってきても面白いと思いますが、やはり、日常組のなるちゃんと、戦士組の亜美レイとの人生は、交差させないようです。
MX 2022年8月17日再放送(放送開始30周年記念)
- サブタイトルの読み上げが調子に乗っています。
- 21世紀初頭まで東京でもよく見られた113系電車で、田舎浜駅までやってきた一同。作画監督の名を冠した「香川号」と出ているので、夏休みの臨時列車と思われます。
- うさぎの服は第17話のペンダント付き、亜美ちゃんは第18話のバンダナ、レイちゃんの服は第15話のへそ出しです。同じ服が出てくるのがリアルでいいです。
- 「遊びじゃないでしょうさぎちゃん。セーラー戦士の特訓で合宿するっていうからここまで来たんじゃない」と、相変わらず前のめりのお小言が絶えないルナと、猫の入ったバスケットを足で踏み閉じるうさぎ。うさぎのほうもルナの扱い方がもうすっかり手馴れてます。
- 駅前の風景を見ていると、改めて、背景がいい味のある描き方です。現代の写実志向のレンダリングみたいなのより、こういうののほうが好きです。
- プライベートビーチで小麦色に焼けながら(レア)男肉林という妄想にふけるうさぎを全く無視して歩き出す一同。みんなのうさぎの扱い方も手馴れてます。
- 道に迷ってレイちゃんに因縁をつけるうさぎ。疲れてショルダーがずれてるのがエロいかわいい。
- 言い返すレイちゃんのすごい顔。マータ・ハジマータの亜美ちゃんの顔がもっとすごい。第12話で早くも「いつもの漫才」と言われてしまってますが、これもまたお互いの扱い方をわかってやってます。
- 雷にビビり、サキコちゃんで腰を抜かすうさぎ(本日1回目)。
- ペンションの名前が「ADAMS」。アダムスファミリーというホラー映画が前年の1991年に公開されてます。
- 怪物くん風の従業員を見てうさぎと一緒にビビるルナ。そういえば第18話で「オカルトは勘弁」って言ってます。
- 「はい、東京の火野レイちゃんです」。「ちゃん」。
- なにかあるととりあえずレイちゃんに抱き着くうさぎ。初めて一緒に行動した夢ランドの肩車から始まって、あの頃はまだ苦手だったのに、もうすっかり頼りっぱなしです。
- そのレイうさのやり取りを見てクスクスするサキコちゃん。人からもそんな風に見られてます。
- サキコちゃんのお父さん、緒方賢一だ!と思ったら違いました。玄馬にそっくりです。
- うさぎがピンクのシャツとタイトスカートにお着替え。これも過去何度か着てます。「疲れた~おなかすいたよ」「あれだけ騒げば当然よ」「ルナだって」「う、うおっち」。謎のリアクション。
- ろくろ首に遭遇したうさぎの悲鳴を聞いてやってきた亜美ちゃんも、第15話の背中がかわいいやつに着替えてます。レイちゃんも着替えてますが、初めてっぽい。
- 腰を抜かすうさぎ(本日2回目)。志村状態なのがお気の毒。
- ガラス越しシルエットw「こらあああ」「亜美ちゃん助けて」「当然ようさぎちゃん、もう助けてあげない!」「そんなあ」「待てーこのお団子頭!」ついにレイちゃんまでお団子頭言い出した。彼氏の影響か?
- ダイニングに響く謎の声で腰を抜かすうさぎ(本日3回目)。
- ゴースト登場。ホラーっぽくするためか、うさぎの妄想シーンからここまで、ずっとBGMがかかりません。
- ビビりまくる従業員一同とルナうさに対して、毅然とした亜美レイ。お祓い屋さんのレイちゃんはともかく、亜美ちゃんも肝が据わりすぎ。いわゆる科学しか信じない系でしょうか。逆か。毎週妖魔を見てればこのくらい普通なんでしょう。
- 誰もいないプライベート(×私有地 ○私用)ビーチ。うさぎの水着が第17話の虫食いです。気に入ったの?
- 沖を行く船影
群れ飛ぶカモメ
白いヨットはどこ
かっこいいお兄さんたちはどこ
海なんて
海なんて
うさぎは詩の才能があるんだなあ。かっこいいお兄さんたちがいるとは誰も言ってない。ここ大好きです。 - ビーチに教科書を持ち込むガリ勉亜美ちゃん。「数II」と書かれてますが、高校で履修する数IIではなく、2年生の意味でしょう。IQ300の天才少女とは言ってますが、別に飛び級的に先のことまで学習してるわけではなくて、現在の学年で成績トップということですね。驚いたレイちゃんへの返答の「うん」がかわいい。
- 「亜美ちゃん、青春とは尊い一度っきりのものなのよ。勉強も大事だけど、遊ぶときゃ遊んで、思い出を作ることも大切だと思うわ」
第17話でうさぎが亜美ちゃんに言われた「勉学に励む、それが大事な青春よ」への意趣返しです。 - レイちゃん、驚くあまり「うさぎちゃんがまともなこと言ってる」。今週のレイちゃんはちゃん好き。
- うさぎの言うことを素直に聞いて遊びだす亜美ちゃん。亜美ちゃんにとっては、自分に足りないところにすっぽりはまってくれる最高のお友達ですね。ボールのぶつけ方とかまったく遠慮してないしw
- お風呂で視聴者サービスのうさぎ。ルナに終始呼びかけるほど怖がってますが、その割にバブルバスを満喫してます。
- 毎夜怖いことが起きるので、対策を練る従業員。「こんなことが毎日続いたら、気が変になっちゃうよ」。遅くともこの時期のテレビはすでに、「気が狂っちゃうよ」は使用できないことがわかります。
- 外で一人のサキコちゃんに声をかけに行く亜美ちゃん。「昼間、ずっとここから見てたの。おしとやかなレイちゃん」いや、その路線はだいぶ前に放棄したはずですが……。
- 続いて「ちょっとおっちょこちょいのうさぎちゃん、そして猫のルナちゃん」。亜美ちゃんについて聞けないのが残念。でもサキコちゃん、きっとルナがしゃべってるのを聞きまくってます。オカルト親子らしいから気にしてないのかも。
- 亜美ちゃんがサキコちゃんにかつての孤独だった自分を重ねて、うさぎをお勧め。さっきうさぎに説教されたのが、うまいことここにつながってます。
- お父さんに連れ戻されるサキコちゃん。ここで「お父さん、痛い」と言ったときに、一瞬魔が差して「エロいな」と思ってしまい、笑いが止まらなくなりました。
- 従業員とビビり王決定戦の末、レイちゃんに抱き着くうさぎ。本当にヤバい状況だと怒らない、本当はやさしいレイちゃんです。ちなみにコマ送りすると笑えます。
- ポルターガイスト現象で燭台が倒れる。火災にならないようにちゃんと消火されてから倒れてます。
- イヤイヤやらされていたサキコちゃんの思いが乗り移ったゴーストがお父さんを襲撃。怖いうさぎもレイちゃんに脅されてイヤイヤ変身。今週のうさぎはほぼ泣いてますが、ちゃんと変身直前がピークです。涙がすごい。
- 3人決めポーズ2度目の登場。
- マーキュリーに目を覚まさせてもらうサキコちゃん。マーキュリーを見て「あんた誰?」ってならなかったんでしょうか。
- ゴーストはサキコちゃん自身の力で処分。お父さんも反省して、サキコちゃんが晴れてうさぎたちと友達になってめでたしめでたし。結局、ダークキングダム派遣の妖魔が相手じゃないと大したことができないセーラートリオです。つまり今週は「外伝・うさぎの夏休み」でも成立するという……。