だって世の中だもの

セーラームーンの感想のみ

#22 月下のロマンス!うさぎの初キッス

初めてプリンセス探しがメインの回。そのプリンセスはどうやらうさぎ、というのも初言及。中2のほろ酔い疑惑は飲んだ瞬間が映ってないのでセーフ。第19話でキャラの独り歩きの疑惑が出たなるちゃん、やはりネフライトと怪しい方向に。

MX 2022年8月31日再放送(放送開始30周年記念)

  • ダイヤ王女と秘宝の記事に目を通すルナ。いつもの朝目新聞ではなく「十番スポーツ」。スポーツ紙もとってるんでしょうか。ちなみにスポーツ紙を定期購読すると、エロ記事は他の普通の記事に差し替えられています。
  • 「大田仁 厚 ?だるま」という見出し。当時、プロレスラーの大仁田厚が電流爆破デスマッチとかで話題でした。
  • もう一つ見切れてる見出し。「 (幾)原氏 (絵コ)ンテ (行)きづまる (奇)行めだつ」?
  • ダイヤ王女が月のプリンセスかもしれないということで、火川神社で作戦会議。すぐ怒るレイちゃん。すぐ泣くうさぎ。キバ向いてカンカンのレイちゃん。びーびー泣くうさぎ。困るレイちゃん。使命感のなさにあきれるルナ。苦笑いの亜美ちゃん。一生見てられます。
  • 亜美ちゃんのすごい困り眉。泣きじゃくるうさぎをフォローするのではなく放っているという、うさぎを熟知している感じがいいです。
  • 仕事で晩餐会に行くといううさぎのパパ。雑誌記者だと判明。なんてアドホックな……と言っても、コミックもそうだからしょうがない。
  • 晩餐会に行って秘宝を見たいうさぎ、使命感と称してお姫様に変装。てへぺろの可愛らしさと裏腹に、大胆な背中の妙な肉感がなまめかしい。うさぎが変装ペンを遊びで使おうとするたびに慌てて止めようとするルナが好きです。
  • タキシード仮面の夢を見る衛。銀水晶を探してと訴えかけるお団子頭の影。どうやら探してるプリンセスとはうさぎ本人らしいです。へえ。一応なんとなく設定は知って見てるわけですが、それでもいざ描かれると軽くショックです。
  • 変装のまま晩餐会に忍び込むうさぎ。口から出まかせの肩書きがイヴァノビッチ王国の王女。よくうさぎの口からそんなそれっぽい名前が出てきたな。
  • 家が宝石店ということで、ママの代理で参加するなるちゃん。うさぎの交友関係は、もはやただの金持ちですらない。
  • なぜか三条院もいる。「あれ? 大阪なるだ」というセリフが変でかわいい。なんで入れるの?と思いましたが、第14話で社長という設定が出ているので、招待状が来ていてもおかしくありません。よくできてるなあ。
  • 変装したうさぎにすぐに気づく亜美ちゃんとレイちゃん。ネフライト仮面を見たことがあるのに気づかないうさぎ。そのうさぎの変装に気づかないパパ。「うちのうさぎもおっきくなれば、あんな美人になるかなー」。パパもやはり人の親だった。
  • タキシード仮面もしれっと潜入。秘宝が銀水晶なら自分の正体がわかるかもと盗む気満々。こいつは絶対招待状も何ももらってないと思います。ただの泥棒じゃないかw
  • 変装中のうさぎを見て夢の中のお団子頭と重ねるタキシード仮面。それにしても、ダイヤ王女がわたし達のプリンセスかも知れないとか、秘宝が銀水晶かも知れないとか、みなさん何を根拠に。ルナは亜美ちゃんが妖魔とかレイちゃんがプリンセスとか言ってた過去があるしなあ。
  • ネフライトが仕事でやってるとも知らずに、甘い言葉でぐでんぐでんのなるちゃん。しかし「君は天空に輝く星のようだな」という類の言葉を聞くと、どうしても『サルでも描けるまんが教室』の「やりすぎ C」を思い出して笑ってしまいます。
  • タキシード仮面と踊るうさぎ。喜びのあまり白目をむいてます。
  • 変なのに憑かれたダイヤ王女が宝石箱を強奪し、下でキャッチしようとするネフライト。ポーズと顔が変です。今週は全体的に変だこの人。
  • 事件を嗅ぎつけてマーキュリーとマーズが駆けつける。しかしファイヤーソウルも威力が落ちたなあ。最初は妖魔を焼き尽くしていたのに、ネフライトが熱いの一言も言ってくれません。サブヒロインの悲しい宿命。
  • 落ちたうさぎに後から飛び降りて追いつくタキシード仮面。ネプチューンマンかお前は。
  • ネフライトを追おうとするタキシード仮面をマーキュリーが唐突に制止し、「あなたは何者なの!?」と問い質す。物語のターニングポイントっぽいとはいえ、その質問、ここでする必要あるかなあ。ネフライト逃げちゃいますよ。
  • コミックだとルナが別の機会に聞いてますが、こっちだと展開的にその場面では聞けないので、ここしかなかったみたいです。
  • 自分が何者なのか知るために、幻の銀水晶の謎を解かねばならないというタキシード仮面。王女の「幻の銀水晶はいただいていく」に「銀水晶?」のルナ。知らないの?
  • そういえば第1話でルナがうさぎに命じたのは、東京に現れる敵を倒すこと、プリンセスを探し出すこと、この2点だけでした。今週の神社でも、ルナは銀水晶の話を出していません。
  • マーズのお札で出てきた分身ネフライトを消し飛ばしたセーラームーンと、手を取り合って喜ぶマーズ。カメラの前じゃケンカばっかりですけど、見逃しませんよ。
  • マーキュリーとマーズはまず庭に現れて、そこにうさぎが落ちてきて、上では王女が暴れてて、そこに3人が現れて、庭に飛び降りた王女を追って3人も飛び降りる。行ったり来たりご苦労様です。
  • ダイヤ王女が探し求めるプリンセスかどうか、ルナが話しかける。応える王女。
    「猫がしゃべった」

    うさぎ、レイちゃんに続いて当番組3人目ですw 今週は結構コミックをなぞってますが、このセリフはコミックにはありません。アニメオリジナルの恒例行事に成長させたいのか? このセリフ、噛みしめるとじわじわきます。身もフタもない。
  • 騒動をカメラに収めていたパパですが、倒れたはずみでフィルムが飛び出しておじゃん。カメラから出ている黒い帯は写真用フィルムです。デジタルカメラが普及し始めるのは1995年のことで……とわざとらしく説明してみる。

    フィルムは光を記録するものなので、こうなると光の浴びすぎで写真が真っ白になってダメになってしまいます。今なら撮った瞬間クラウド行きなので、世知辛い世の中です。
  • ダイヤ王女は探しているプリンセスと無関係だったのでもはやどうでもいいのですが、問題の秘宝とは、2000カラットの初代ダイヤモンド国王女の像とかいう悪趣味なオブジェ。1個の原石からあれを切り出したのだとしたら、たしかに秘宝だろう。調べてみたら、画面の像の大きさだと2000カラットはゆうに超えてそう。
  • どさくさ紛れに会場入りしている亜美ちゃんとレイちゃん。この二人、ドレスは自前のはず。こういうところに着ていって恥ずかしくない服を中2が持っているというあたりが、さすが金持ちぞろいの交友関係。
  • なにかを飲んでふらつくうさぎ姫をタキシード仮面がテラスに連れ出し、遠い昔にもこうした気がすると唇を重ねる。目を閉じたまま、ぬくもりに懐かしい何かを感じるうさぎで今週は幕切れ。これもやっぱり、サブタイトルで知らされてても胸がきゅっとなります。キスがゴールじゃないというのが、ちょっと大人のロマンスを感じたり。
  • つまり総合すると、経歴詐称で不法侵入した中2が酩酊したところを、記憶喪失で不法侵入の男が思い込みだけで人気のないところに連れ込んでチューしたら、された方も前後不覚で意識混濁してるという話です。ひどいなあ。