三条院様に自称大人の恋をするなるちゃん、ついにキャラの独り歩きが。あとはもうカタストロフィしか待ってないぞ。彼女を止めようとするうさぎに助言するのが衛という、こっちも何やら展開が。そしてネフライトも彼女の独り歩きに巻き込まれるのか!?
MX 2022年9月7日再放送(放送開始30周年記念)
- アバンタイトル、純愛を利用されるなるちゃんをシリアスに紹介すると見せかけて、「恋愛詐欺罪で逮捕しちゃうわよ」。『逮捕しちゃうぞ』は1986年から92年まで連載されていたみたいです。関係ない?
- 第20話に出られなかったなるちゃんと、そのとき虫食い水着だったうさぎとで、改めて視聴者サービス。
- 三条院に本気で恋してのろけるなるちゃんから「大人の恋をしてしまったんですもの」と聞いて水没するうさぎ。せっかくのおニューの水着ですが、浮上する一瞬しか見えません。フリルがかわいい。
- 「太陽が海王星と火星との間に90度の不吉な角度を作りしとき、銀水晶の道標なるもの現る」
海王星の公転周期は約165年なのに対し、火星は2年弱なので、太陽となす角度は1年に1回か2回くらい90度になります。この回の本放送日は92年8月22日で、調べると8月頭がこの時期だったらしいです。脚本の人も知っててこの2惑星を選んだ可能性があります。 - その銀水晶の道標・黒水晶。自分で取り寄せといて「これが銀水晶を探すガイドなのか……」とか言ってますが大丈夫でしょうか。この調子で16色くらい出てこないだろうな。
- ゾイサイト担当の銀水晶を先に探そうというネフライトと、それを妖魔に横取りさせようというゾイサイト。いよいよ敵組織幹部名物・仲間割れが本格化。
- 三条院の正体がネフライトだと知らせ行くものの、呼び鈴を押せないうさぎ。悩む周囲の蚊取り線香がかわいい。
- 元基おにいさんに相談しにクラウンへ。元基おにいさんは知らない女の子につきっきり。この人だれ?
- ゲーセンの店員が気楽にナンパしたりするものなのか。当時は、画面にもあるUFOキャッチャーなんかがやっと出てきて、女子がゲーセンに寄り付き始めたころです。それ以前のゲーセンは「マニアの社交場」で、さらにその前は「カツアゲす(され)るところ」でした。そのイメージを払拭するために、「アミューズメントパーク」なんて呼び方をし出したのもこの頃です。
- 元基おにいさんにヤキモチ全開のうさぎの背後に衛も来店。指カミカミから振り向くときのうさぎのふくれっ面がかわいい。今週の作画監督、第11話、第16話と同じ人だな? だんだんわかってきました。
- 衛のうさぎいじりが以前よりかわいくなってます。つぶしアンパンに続いてふくれアンパンにされるうさぎ。
- うさぎに相談を持ちかけられて、お茶に誘う元基おにいさん。いつの間にそこまで進んでたんだ!?
- 衛も参加。うさぎはイヤそうだけど来るなとは言わない。第17話でたまたまクラウンに居合わせたとき以降、うさぎと衛の出会い方が変化しています。
- ちょっとおしゃれな感じのお店で相談。中2にとっては、大学生と入るとずいぶん大人っぽい店に感じるんじゃないでしょうか。年上や先輩とは仲良くなっておくもんです。元基の手元に置かれているあれは占いマシーン?
- 元基の意見は亜美ちゃんと同じく様子見。衛はレイちゃんと同じくビシッと「真実を告げるのも一つの勇気だ」。第17話と同じく、厳しくもまっとうなご意見。「友達として言わなければいけないことなんだ」と乗っかる元基。調子いいな。
- 衛の言葉になにか気づかされ、元基の言葉をうろこの落ちた目で聞くうさぎ。その視線は元基にも衛にも向けられているように見える。やっぱりうさぎの中の衛がちょっと変化してます。
- 解決したので大学生2人におごる中2。衛にもおごるのがポイント。うさぎは、これから勇気をもってなるちゃんに忠告する前に、フルーツパフェとミックスサンドとイチゴショートそれにジュースおよびミックピザを平らげなくてはなりません。早く行け。
- 勇気をもらってなるちゃんに忠告するうさぎ。キバがかわいい。
言うだけ言ったらなるちゃんの返事を確認しないで帰るうさぎ。いいのか? と思っていたら、同じことをツッコむルナ。まんまと脚本に乗せられたよ。 - 三条院からなるちゃんに電話。なんで番号知ってるかって? 星は何でも知っている。
- ネフライトがなるちゃんを公園に呼び出し、うまいことを言ってテキトーな水晶をなるちゃん家の宝石店から持ってこさせる。犯行現場を目撃するママ。これママからしたら、夜中に娘に電話がかかってきたと思ったら急に外出し、戻ってきたら売り物の宝石を金庫からちょろまかして、制止を振り切り出ていく図です。完全に非行に走りました……。
- 店を飛び出すなるちゃんを見送って泣き崩れるママ。早く追え! と思いましたが、娘にこんなことされたら追えないか。
- なるちゃんが持ってきた普通の水晶を黒水晶でチェック。水晶ではなくなるちゃんに反応します黒水晶。今週はなるちゃんがらみのシーンで、やたらと幸せそうなハープの音が流れます。もうなるちゃんのテーマです。
- 夜中の外出率では他の追随を許さないうさぎ、今週はなるちゃんの返事を聞きに外出。そこでなるママから事態を聞きつけ、変身して現場に急行、到着。それこそどうしてここだとわかった!? あれか、第1話で使用したなるちゃんレーダーか。
- 「セ、セーラームーン。なぜここに?」と、大して驚かないなるちゃん。彼女を知ってるみたい。なるちゃんは第1話で助けてもらって、そのときは夢を見たと思ったようでしたが、やはりセーラームーンは、放送以外でも十番街で活躍している有名怪人らしいです。
- セーラームーンが三条院の正体を暴く。バラされたネフライト、なるちゃんの前でダブルハリケーンオズマを発射。なるちゃんから見ると、三条院様を怪人呼ばわりして、三条院様におしおきされてびーびー泣き出す有名怪人セーラームーン。「星々よ、我に力を」とか言ってるネフライトのほうが正義っぽいです。今週は「この人から見たらこんな人」ってのが多いな。
- そんないつものセーラームーンを、陰にこそこそ隠れて励ますルナ。なんで隠れてるのかと思いましたが、よく考えたら、なるちゃんの前でしゃべるわけにはいかないのです。もししゃべったら、先週に続いて4人目の「猫がしゃべった」が飛び出してしまいます。
- 「スターライトアタック!」を、1コマ撮り高速あとずさりでかわすセーラームーン。このアニメの面白さというか魅力というか人気の原動力です(断定)
- 救援到着。励まし方がキャラ通り。マーズ最高です。ポーズとってるマーキュリーの表情最高です。マーズの声を聞いたとたんに手袋カミカミから元気いっぱいの笑顔になるセーラームーン最高です。
- シャボンスプレーとファイヤーソウルのBGMなし版のサービス。
- 交戦開始からしばらくしてやっと、どこにいったんだか不明になってたなるちゃんが映る。三条院様をのんきに心配してますが、この間どんな顔してこの戦いを見てたんでしょう。愛する怪人対街の怪人3人の超常能力合戦ですよ?
- ティアラのBGMの編曲がいつもと違うと思ったら、ピッコロばりに立ちふさがるなるちゃん。慌ててティアラに止まれと叫ぶセーラームーン。誘導したり輪にしたりジェダイトに止められたりしたことはありましたが、自力で止められることには今回気が付いた模様。声が迫真です。
- 心を鬼にしてなるちゃんを説得するマーキュリーとマーズ。実際なるちゃんは若気の至りでのぼせ上ってるだけだし。とはいえこうなったらなるちゃんも、たとえマーズにどきなさいと言われても引き下がりません。セーラームーンももらい泣き。声が迫真です。
- 捨て身のなるちゃんに反応したのか、黒水晶が光り出す。戸惑うネフライト。やっぱり黒水晶が何なのかよく知らんようです。
- 「これが人間どもの愛なのか」と揺さぶられるネフライト。大切なシーンのはずですが、能っぽい曲が流れてきてて頭に入ってこねえ。
- ゾイサイトに言われて見張っていた妖魔ヤシャ、光る黒水晶を見て「これが銀水晶かえぇ」とついに参戦。お前も知らねえのかよ。
- 黒水晶を拾ったなるちゃんを襲うヤシャを、ネフライトが「なるちゃん!」と叫んで撃退。「ちゃん」!? 思わず三条院としてしゃべってます。愛が通じたのか。
- 「三条院様が、私を助けてくれた……」でなるちゃん気絶。なるちゃん的には、彼が手から光弾を放つのは、これに比べたら気にならないみたいです。愛か。
- ヤシャがネフライトを襲うくだりはもう話からそれるので、セーラームーンがちゃっちゃと片付け。ネフライトも棒立ちでセーラームーンに任せてます。心が通じ合った。
- やりにくくなる両者。セーラームーンに介抱されるなるちゃんの手に水晶を返すネフライト。この手のシーン、共通のもののためにどちらも手出ししない、でも気を許せない、理解できそうだけどしたくない、へんな緊張感が好きです。
- ネフライトが「銀水晶が手に入れば」と言うのを聞いて「どっかで聞いたことがあるわ」ととぼけるルナ。タキシード仮面が言ってたじゃん。王女見ながら「銀水晶?」って言ってたじゃん。どっかで聞いたことがあると思ったのなら、そりゃ先週だ先週!
- ネフライトにはおしおきしないといけないが、なるちゃんは悲しませたくない。頭上に輝く流れ星に、ネフライトに悪いことはさせないでとお願いする、愛の戦士セーラームーン。将星大地に墜つ‥‥ネフライトに凶兆が‥‥
- 昼間うさぎの相談に乗ってたタキシード仮面が来ませんでした。女の子のけんかが苦手だからかと思われます。第19話参照。
- 真剣なうさぎの横でおちゃらけるルナが素敵な次回予告。「女の子には、わかっちゃいるけど、やめられない恋がある」。この時期、スーダラ節がリバイバルで流行ってました。