だって世の中だもの

セーラームーンの感想のみ

#27 亜美ちゃんへの恋!?未来予知の少年

噂に聞いた浦和くんの回。それとは別にキューピッドうさぎがかわいい。亜美うさもかわいい。セーラーマーキュリーは見てて飽きない。

MX 2022年10月5日再放送(放送開始30周年記念)

  • オープニングの絵が変わり、ヴィーナスの姿と、プリンセスが誰なのか、一足早くお知らせ。黒が基調なのが、今後のノリを暗示しているように感じます。全体に80年代っぽさが消えましたが、やはり流行なのか、絵がかなり目まぐるしい。
  • 教科書に目を落としながら歩く亜美ちゃん。亜美ちゃんが教科書を開いているときは、たいてい数学です。
  • 中間試験の成績発表。亜美ちゃんは899点。1点はたぶん数学。「まだまだ勉強が足りなかったみたいね」という亜美ちゃんに「雲の上の話だわ」とうさぎ。無茶苦茶仲良しの割に、この変な距離感が好きです。
  • うさぎは586点。結構成績いいじゃないですか。
  • 模試で全一をとって専門紙に写真付きで載る亜美ちゃん。その切り抜きを浦和くんが持っているのを見て冷やかすうさぎ。新聞の切り抜きでいいから写真が欲しいの、わかります。キン肉マンだってやってますから。
  • 浦和くんは模試で亜美ちゃんの隣になって、消しゴムを取ってもらったことがあるらしい。この浦和くんの回想の中の亜美ちゃんが、通常より優しいしゃべり方になってます。浦和くんによる補正なのか、実際こんな風だったのか、非常に気になる。
  • 浦和くんがうさぎに亜美ちゃんのことを話しているバックで、バレーボールでみんなと遊ぶ亜美ちゃんとまこちゃん。二人とも、うさぎと縁ができて以降、順調に友達が増えたみたいです。今週の見せ場はここの亜美ちゃんのお腹だ。
  • 浦和くんが、うさぎに水に注意するよう呼び止めたから、うさぎが水をかぶったという、ちょっとしたタイムパラドックスがあります。
  • 浦和くんをパーラーくまに呼んで、第6話に続いてキューピッド気取りのうさぎ。こういう、他人をくっつけようとしているお節介焼きのうさぎが、一番生き生きしてませんか?
  • その第6話で、ジャズバーでクリームソーダを注文する暴挙に出たうさぎですが、今日もメロンソーダっぽい。第17話の私服を着てますが、月のペンダントは置いてきた模様。
  • かわいい封筒を渡して「開けてミソ」。中身は写真。急に撮られてびっくり顔の亜美ちゃん。当時、スマホはもちろんデジタルカメラもまだ存在していないので、写真はいわゆる写ルンですで撮るわけですが、うさぎはいつも持ち歩いて亜美ちゃんのそういうの狙ってたんか。
  • 直後に突如ムーンスティックが反応。つまり、浦和くんは普段エナジーを抑えていて、亜美ちゃんの写真で興奮したはずみにエナジーが解放されたと思われます。そんな戦闘力みたいな設定なんだ。
  • 勉強で勝てたら亜美ちゃんに告白するつもりだったという浦和くん。と言いつつ消極的な彼を見て、「今日亜美ちゃんが塾終わったら、このうさぎさんが浦和くんのところに連れて行くから」。「うさぎさん」。ノリノリです。
  • そして先に店を出るうさぎに、浦和くんが「うさぎさん」。昼間の屋上では「月野さん」でした。うさぎもノリノリだから、「うさぎって呼んで」とか言って言わせてるに違いない。いいよなあ浦和くん。先週の海野の扱いとは大違いだ。
  • うさぎが去った後に浦和くんが伝票に目を通して、特にツッコまずにスルーするのが素敵。品名はやっぱりアイスソーダ―でした。
  • 十番町コーポラスに帰ってきた浦和くんをゾイサイトがお待ちかね。先週先々週とまこちゃん関係で後半休みだった都合で、3話ぶりに亜美ちゃん変身。変身シーンが入るのは6話ぶりです。セーラームーンとマーキュリー二人きりも久しぶり。個人的にこのペア好きです。そして変身したらCM入り。

  • セーラームーンが一歩後ろに下がってマーキュリーが締める図。マーキュリーはかっこいい顔とアクションで何枚も使っているのに対して、セーラームーンは1枚だけでスライドして出てきます。露骨な亜美ちゃん優遇回。
  • 着地も鮮やか。セーラームーンと一緒に、今週は珍しくマーキュリーもレオチラしてます。しゃがんだら不自然にお尻が見えてるし。まああとであれだしな……。
  • 先に浦和くんとマーキュリーを逃がして、ゾイサイトが去ったあとでマーキュリーを探し回るセーラームーン。以前からの「一般の人が結構みんなセーラームーンを知っている問題」ですが、あの格好で夜の街をうろちょろしているみたいなので、目撃情報は多そうです。路地から出てきたセーラームーンを偶然目撃してみたい。
  • 浦和くんは虹水晶の持ち主だからムーンスティックで居場所がわかるというルナ。セーラームーンの「ほんとなのぉ」に「ほんとほんとぉ」。だんだんうさぎに似てきました。ペットは飼い主に似るって本当ですね。
  • 公園のベンチでうなされる浦和くん。ようやく本編でこのカットまで来ました。『とっても少年探検隊』みたいだ、というのはさすがに古すぎるか……。
  • 浦和くんの胸ポケットから自分の写った写真を抜き取って、浦和くんが動いたのに気づいた瞬間のマーキュリーのやべえって顔。そのまま写真をポケットに突っ返して知らんぷり。意外というか、人間・水野亜美が面白いです。
  • さっきなぜかマーキュリーを水野さんと呼んだ浦和くんですが、自分には予知能力がある、それでテストも満点だったと打ち明ける。さっきうさぎの前でノリが悪かったのはこれか。
  • セーラー戦士と普通の人のベンチでツーショット水入らず。頭身も低めなので、普通の女の子がこのコスチューム着て普通の男の子としゃべってるんだという実在感があります。しかも、見抜かれていると知りつつ建前はあくまで「亜美ではないセーラーマーキュリー」の体で、というところに妙なときめきが。このシーンは亜美ちゃんが完全に主役(スピンオフ状態)です。今週はこのカットが一番お気に入り。ほかにも立ってるマーキュリーを見上げる浦和くんの絵とかドキドキします。
  • 自分が妖魔に化けてマーキュリーを襲う未来を知っている浦和くんを、「未来というものは自分の手で作るものよ」と励ますマーキュリー。前々から中2とは思えない使命感と責任感に燃える亜美ちゃんですが、今週は運命に立ち向かう大切さを力説。精神的にも優等生というのか、ちょいちょい見せるおませさんなんだか。
  • 見つめ合う二人に視聴者の無意味な嫉妬が頂点に達したところでゾイサイトが現れ、浦和くんを妖魔ブンボーに復元。いいぞやっちまえ!
  • 最強妖魔とかいう割には、今までの妖魔との違いがわからんのですが。昔の妖魔という設定の割には現代的なのが多いし。胴体が一見ガンダムのノーマルスーツのようで竹定規というのがおしゃれです。両腕は文具というより十徳ナイフ。
  • セーラームーンが到着。浦和くんにノリノリだったぶんお怒りのご様子ですが、かっこつけている間中、マーキュリーが逃げ回っています。今回は相手が浦和くんだからか、逃げるフォームがいつにもましておしとやかです。
  • 普通ならセーラームーンが役立たずでマーキュリーがお助けのところ、主役になるとセーラームーンに巻き込まれて役立たずと化すマーキュリー。セーラームーンと一緒になってビビってるのがかわいい。
  • 「あやうくあたし達の出番が無くなるとこだったわね」。ジュピター・談。半分メタです。ジュピター登場から3話目でようやく勢ぞろい。
  • 今週はすごい。まずマーキュリーが「セーラームーン、今よ。早く浦和くんを助けてあげて!」と言って、ティアラが当たったあと、ルナが「妖魔のエナジーが弱まったわ。今よセーラームーン!」ともう一度あります。1話に2回はもちろん初めてです。
  • 無事リフレッシュしてマーキュリーに介抱される、うらやましい浦和くん。その奥にたたずむタキシード仮面。カッコつけて去りつつ、その至近距離で誰にも声をかけてもらえない。もうみんな亜美良に夢中。
  • ゲストの宿命で、1話で転校する浦和くん。第13話のモノレールのときもそうでしたが、東京駅がリアルです。
  • 浦和くんが乗ろうとしている車両は東北新幹線200系。『あいこら』読者の方にはお馴染み。ちなみにあいこらの彼女は名字が月野です。妙なところでつながったぞ。
  • 「水野さん」と呼びかける浦和くんに、「亜美でいいわよ、良くん」。今週はなにかと、誰をどう呼ぶかが小道具になってます。亜美でいいわよとか言われたり言ったりしてみたい。
  • 亜美ちゃんが渡した写真は優しい笑顔。よりいい顔を持っててほしかった、ように見せかけて、うさぎの方を回収したということは、やっぱりあれはイヤだった模様。列車を見送ったあとでうさぎを追及する亜美ちゃんを妄想すると笑えます。
  • ところで、東海道新幹線ではなく東北新幹線をチョイスするあたりがどことなくおしゃれです。そういえば、東北新幹線が東京駅まで開業したのは、本放送前年の1991年のことです。それでか。東北新幹線は、本放送時点でまだ10周年だったりします。
  • こうして、セーラーマーキュリーの正体を知る人間が一人野に放たれたのでした……。
  • エンディングが歌ごと変わって、ますます少女アニメっぽくなっています。