だって世の中だもの

セーラームーンの感想のみ

#163 鏡の迷宮!捕えられたちびムーン

やっと敵組織の全容が明らかに。しかし何か、まだ全容ではないような気がします。だってまだ、ネヘレニア様に肩入れとか同情とかする要素が無いのです。このシリーズでそれがないってことはないでしょう。

YouTube 2023年5月1日(劇場版公開記念)

  • 前回と同じ曲で音色違いという細かいところが気になる出だしから。アマゾントリオをポイ捨てするから今の今まで宿主を知らなかったジルコニア様がちびムーンを鏡に捕らえて退却し、セーラームーンが「ちびムーン!」と叫んでからオープニングを挟むと、裏の倉庫を気ままに探検する5人。人がオープニング見てる間に話進めるなよ!
  • ちびムーンが鏡から出されると都合よくエリオスの幽閉場所。例のペガサスの飼い籠が登場。「スタリオンレーヴ……?」それそんな名前だったの? どこかで名前出てきてましたっけ?
  • ネヘレニア様直々に、ついに設定の全貌をご説明。「もう昔のことだ。月にはシルバーミレニアムという光り輝く王国があった」。お、そこから話すということは、あなたこの子がセレニティのお孫さんだとご存じない?
  • 「そしてそのシルバーミレニアムを、冷たい小惑星の闇の中から見ている、闇の女王がいたのだ」。
    小惑星ですって。コミックを読むまでもなく、セレセレとかパラパラとか言われたら、少し天文が好きな人は「惑星使い切って小惑星ネタに走った」と思うわけですが、関係あるんでしょうか。
  • これを書くのに一応自分で字起こしするのですが、「月の王国」は油断すると「月野王国」になっています。まあ、意味はおおむね同じような気はしますが、気を付けます。
  • 「闇の女王は、月の王国の繁栄が妬ましかった。何とかその王国を自分のものにしたかった」。
    この手のお話でいつも気になるのですが、女王というからには、その小惑星に一族や社会が存在すると思うのですが、なんでこの女王はそんな僻地を支配することになっちゃったんでしょう。そっちの経緯が知りたい。
  • それにこの説明だと、単に妬ましいだけです。何かこう、理不尽な理由で僻地に飛ばされたとか、そういうのがないと、単なるわがままちゃん。
  • 「ゴールデンクリスタルの力を使い、ともに世界を支配しよう。そう少年に持ちかけたのだ」。
    感情が絡んできて弁舌に熱が入るネヘレニア様。
    「白き月の女王によって、新月の闇の中に封印されてしまったのだ」。
    ここまでのあなたのお話だと、そりゃそうだ。何かこうもっと、白き月の者共はこんなに悪いやつらなんですよみたいなスクープが欲しいです。このままだと、三馬鹿もカルテットも根はいいやつそうだし、あなただけ悪者にされますよ?
  • 「こんなときだけハブんちょなんてきったねーよな」。ハブんちょって。
  • 意外な実力者ネヘレニア様の妖術で、鏡の向こうの自分に幻惑される戦士たち。ところでクレジットまで見ると、ヴィーナス役が二人いるようです。ここの鏡の中のヴィーナスの声なんかがそうなんでしょうか。なんでヴィーナスだけ。収録中急にのどに異変でもあったんでしょうか。
  • 「子供のころは自由で楽しかったわ。だけど、痛みを分かち合える仲間に会えたんだもの。今の自分を、後悔なんかしてないわ」。自分の心の痛みを感じていない鏡の中のセーラームーンを偽物だと喝破するセーラームーン。ティアラに手が! てことは来た! 困ったときのムーンティアラアクション。しかも久しぶりで踊り方と投げ方忘れたのか、新モーションです。 なんだかぞんざいな投げ方が素敵。
  • ちびムーン入れ替えをジルコニアおばばに見つかって蟄居させられるカルテット。「すぐにネヘレニア様が」「出してくださいますわ」とか余裕ですが、あんなことして怒られないほど優遇される身なんでしょうか。なんかあやしい。
  • 「あのちびムーンってちびさ、力はこっちの方が強いけど、なんかおれ達、負けてるような、そんな気しねえ?」と、ヤバいところに気がつくジュンジュン。組織内での序列のようなものも微妙なようだし、これはまた悪の組織名物内部瓦解の前兆か。結局今のところ、ジルコニアおばばを保留にすると、根っからのワルがネヘレニア様だけです。次回以降挽回なるのか?
  • ところで、ネヘレニア様が住んでいた冷たい小惑星。果たしてどこにあるのでしょうか。冷たいということは日のあたらない場所だとして、地球の近くで探してみると、地球を挟んで太陽と反対側、ガンダムで有名なラグランジュ点L2が挙がります。ただしこの軌道は完全に安定ではないそうなので、軌道がずれそうになったらネヘレニア様の力で軌道修正する必要があります。そこまで努力するならもうずっとそこに住んでりゃいいじゃないか。ミもフタもなくなってしまいました。