だって世の中だもの

セーラームーンの感想のみ

#174 学園に吹く嵐!転校生はアイドル

スリーライツが十番高校に転入。みんなでクラブ挑戦。少女まんがのテンプレートにハメられてしまううさぎ。加山の声は言われてみれば九能帯刀そのまんま。

YouTube 2023年5月12日(劇場版公開記念)

  • 衛へのエアメール。もちろん空元気をフル回転して。BGMはSのサントラから「朝の並木道」とつけられた、とても穏やかで澄んだ曲。心に穴の開いたまま笑顔で前を向く彼女の手紙の朗読にとてもよく沿います。
  • (こないだ、十番公園でロケがあったの。美奈子ちゃんたら、3人とも超カッコいい、彼氏にしたいーって。でもあたしは、もちろんまもちゃん一筋です)。その美奈子ちゃんと双子になってミーシャ〜とかはるかさ〰んとか言ってたでしょうがあんたは。
  • 遠距離恋愛か」「会いたいときには閉まってるってやつよね」。美奈子ちゃん、もはやことわざだかなんだかもよく分からない。とか言って実は何かのことわざだったら自分は美奈子ちゃん以下になってしまう。
  • 「うさぎちゃん、入試のときお勉強した漢字忘れちゃったの?」30世紀までには全部忘れる予定になってますから。それと「うさぎちゃん」のイントネーション。第25話の「ここにいたのね」とか、稀にこの独特な抑揚が出ます。演技? 出身?
  • 無理矢理やり投げをさせられるまこちゃん。基本は猪突盲進なのに、逆に押されると断り切れない要領の悪さと乙女の気の弱さがこの子の魅力。超寄り目。このセンパイ身長何センチだ?
  • なんでもすっぱり断りそうな亜美ちゃんはパソコン部直行。「コロンビア大学の図書館からインターネットした宇宙工学の資料よ」。インターネットください、は聞いたことあるけど、××からインターネットしたは初めてかも。
  • その資料。トップガンの歌詞じゃねえか。なぜわざわざ取り寄せたというか、それは宇宙工学じゃなくて航空工学ではないだろうか。
  • それを受け取る男子生徒、さすがにこのルックスはどうなんだ。亜美ちゃんが顔で態度を変えないと言いたかったのかもしれないが。
  • 美奈子ちゃんは中学時代に一度諦めたバレーボール部。よほどうれしいのか、声が上ずってます。
  • うさぎの希望は「超楽しくて、歌えて踊れて、あと、お菓子も食べられて、超カッコいい男の子がいっぱいいて、あと、アメリカにも行けるとこ」。どこがまもちゃん一筋なんだ、と一旦ツッコんでから、紛らわすための健気さなんだと思ったら胸が詰まってきました。
  • 「超」+形容詞が何回も出てきます。もうそろそろマスコミがチョベリバとか言い出したころ。ただ実際には、90年にはもうみんな超すげーとか言ってました。
  • 街角で星野とぶつかって、流れる曲が、無印の視聴者はピンとくる、衛のテーマ。このシリーズ、これが話の軸なのか。衛の専用曲なので、衛がまこちゃんに絞め殺された第29話以降は、第95話で海野がうさぎになるちゃんの相談をするときに例外的に使われただけです。初めて聞く人いっぱいいそう。
  • 「普通の女の子は俺にぶつかると喜ぶぜ」「なんで?」「ほら、俺っていい男だからさ」。うさぎがいい男にときめかない。なんというか、さっきからフラグしか出てきません。
  • うさぎのお団子をポンポンして去る星野。きっちり衛と差別化しやがって。
  • 「はん、サイテー。ちょっとくらい顔がいいからって」「だいぶいいわよ」。前回亜美ちゃんに絶望していたルナまで……もしかして胸糞展開になったりしないよね?
  • テレビ銀河第三制作部オフィス。『炎の消防隊』というポスター。『め組の大吾』が1995年に始まっていますが、ドラマ化されたのは2004年です。ずいぶん先見の明があります。
  • どう見てもプッシュホンなのに黒電話のベルが鳴っている、と思わせて、ほんとに黒電話が鳴っている。黒電話は80年代にほぼ姿を消しました。つまり当時としても完全なレトロギャグ。
  • レイちゃんが2906番、まこちゃんが1606番、美奈子ちゃんが278番、亜美ちゃんが25番。2話目にして亜美ちゃんとうとう白状。
  • ぶつかった星野が転校生で同じクラスで後ろの席、さらにロッカーならぬアイドルで、うさぎは途中まで正体に気づかず。もうこのへんはサルまんからも6、7年経ってるし、何周もしてお約束を超えて儀式化してるんでしょう。
  • 「よろしくな、お団子」「あたしの名前は月野うさぎ」「へー月見団子か」。下手したらこの時点で口きかなくなりそう。相手がうさぎで助かったな。まさかこの短期間で性格見抜いたか?
  • 授業中立ち歩く美奈子ちゃん。テレビとかで学級崩壊が騒がれ出したころですが、注意するのは名もなき男の先生。春奈先生じゃないとつまんない……。
  • 「おーいお団子」「だーからー、あたしはお団子じゃないって!」じゃあお団子で返事するなよw
  • 「あたし達の憧れの」「星野さんに」「そんな言い方ないだろ」「あ、あんまり詳しいわけじゃないのよ」。頑なに自分を偽り続ける会員番号25番。
  • アイアンマウスに遭遇した加山のリアクションが「うっ。怪物め」だけ。やっぱりこの町、普段から野良妖魔が跋扈してるらしいぞ。
  • 星野から解放されて下校の途に就くうさぎ。よくある?下駄箱の中からのアングル。ここは意外に意識しませんが、気がつきにくい視聴者サービス「うさぎのパンプスの中」でもあります。だって今回はオイニーのツイキーがテーマなんだし。変態め。
  • 加山をセーラーガッツにして帰るアイアンマウス。「ちょっとこら、後始末くらいちゃんとしていきなさいよ! ……やな予感……帰ろっかな」。後始末はあなたの仕事だから。前回アリスちゃんの救出に成功しているからか、軽いノリ。
  • ルナの「しっかりしなさいよー」に「だって強そうなんだもん」。職業意識ねえな。でもちょびっと原点回帰。
  • 「男の魅力は血と、汗と、ガッツだぜ」。ウルフルズの例の歌が出たのは大吾と同じ1995年だそうです。
  • まんが同好会に入ったうさぎ。「三日月ハゲのブタなんてユニークよねー」「タヌキだろ?」みんな、三日月ハゲってところでルナだって気づいてあげようよ。
  • 「ねえねえこれタスマニアデビルじゃない?」きっと美奈子ちゃん、知ってる言葉を出してみたかったんだと思う。ことわざを数だけは覚えているだけあって、意外に知識欲はあるのかも。
  • 最後に顔だけ出すルナ、なぜかセリフなし。Bパートにもいるのに。SSのころから、こんな風に途中までうさぎの傍にいるのに急に蒸発する事例がたまにあります。謎。