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いつもの曲じゃないアバンタイトル、すごくまじめに「愛って、儚いものですか」と語りだすうさぎで始まる。そう、魔界樹編ってこんなノリだと最初ほんとに思ってました。結局魔界ってなんだったんだろう。
急にあわただしくなってきた魔界樹編。とはいえ、ここまで10話ほどのほほんとやってきてからのこの展開という感じがします。今週は細かく笑えるのが大量にありますが、書き出すとキリがないのでかなり省略しました。
「純情可憐な乙女が、い、薄暗い教室で居残り勉強」。この「い」ってなんですか?ともかく11話目にしてようやく魔界樹が何かなってきました。ここから駆け足で1クールで終わりとか?
かれこれ10話になりますが、相変わらずバカップルがバカップルのまま。セーラー戦士たち(の世を忍ぶ仮の姿)と、普通の人々代表・なるちゃんと海野が同じ舞台に立つ貴重な回ですが、やっぱりあまり会話がない。
まこちゃん。まこ亜美。ギャグだらけ。この作画監督。今週は強い。絵的に全編見どころ。
巫女さんで預言者でスキーがうまくて作詞作曲できて歌うまで学校のアイドルでキャバレーの内装や明治時代のギャグにも造詣があって……。
ベビーシッターを通してまもうさに変化があるか?と見せかけて、じつは亜美うさ回。初めて星十郎が出てきません。中学生→幼稚園児→乳幼児と、エナジーターゲットの低年齢化が止まらない。
幼稚園の送迎バスを襲うという、一周回って新しい王道。たしか当時、シャンゼリオンに「お約束通りに行くと嬉しがる怪人」がいて、そいつもバスを襲ってた気がします。
うさぎの声が元に戻った。と同時に変身と技も一新。サブタイトルがなんとなくメタっぽいけど。やっぱりお花見となると作る側にも気合が入るのか、前半のお花見が後半の本題並の勢いです。声の出演も原画もものすごい人数。
Rになったからか、温泉に続いて改めて月野家の絆が描かれています。どつき合い時代のうさぎと衛がちょっと見られてうれしい。その衛とは別の月影の騎士が出てきたのは意外。衛に冷たいアンも意外。無印変身も今週か来週で見納めみたいです。
今週からすっかり通常営業。まこちゃんの回想中の彼氏は、おそらくミーシャのように髪型がポイント。貧血ジュピターを心配するセーラームーンは、やはりあの記憶が残っているんでしょうか。月影の騎士はギャグキャラなのかどうか見極めがついてません。
アバンタイトルでは「あたし一人だけセーラー戦士に逆戻りなんてずるーい。早くほかの4人も戻ってよー」と言っているうさぎですが、本編では、みんなを戦士に戻すのを躊躇している節があります。でもいざ戻ったら気にせずニコニコ。どっちなんだろう。
第1話を覚えている人には懐かしくて新しい。今週から見た人にもうさぎの魅力がよくわかる。使命だ自覚だ運命だとやかましいルナが、うさぎを戦いに引き戻すのに躊躇するというつらい運命。切ないラストなのに、ほんの何秒かしかないのはなんででしょう。